日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。
今日ご紹介するのは、コロナ禍の影響も感じる、親戚間のコミュニケーションにまつわるモヤモヤです。
久しぶりに集まったお正月。叔父からの衝撃の報告!
エピソードをお寄せくださったのは、九州出身・関東在住のトモコさん(40歳・会社員)。
今年のお正月は、久々に帰省しました。コロナ禍に入ってからの年末年始は、夫と二人での年越しか、電車で30分程度の夫の実家にあいさつに行くか。約3年振りに、故郷で親戚一同の顔を見られてホッとしました。
祖父母の家に集まった日、近くに家族と住んでいるはずの叔父が部屋着で登場。「叔父さん、泊まっていたの?」と聞くと、「ううん、離婚してからずっとここに住んでいるんだ」と言うではありませんか。聞けば、離婚したのはもう一年以上前のことのようです。
私以外はみんな知っていたようでした。私だけ関東にいるから仕方ないことなのか……。でも、電話やメールでやりとりしていた人もいるのに。何より、叔父とは子供の頃から仲良しだったのに。
九州との行き来が途絶えていたので、いつの間にか私は浦島太郎になっていたようです。良い話ではないので、報告して回るのを遠慮していたのかもしれません。それでも、なんだか寂しかった。
夫にこの話をしたところ、職場でも雑談の機会が減ったことで、同僚の近況情報が耳に入りにくくなったな~とのことでした。
「さりげなく伝える・察してもらう」が難しくなった
最近また、遠隔地との行き来や顔を合わせての集まりが増えてきましたね。久しぶりに親しい人たちと顔を合わせて、再会を喜んでいる人も多いのではないでしょうか。
そんなウキウキした空気の中で、トモコさんのようなモヤモヤをこっそり感じている人もいそうですね。「あれ、その話私は聞いてないな……」と気づいたとき、ちょっと疎外感を感じてしまうかもしれません。
メールや電話、SNSにWeb会議システム。オンラインでつながる方法はたくさんありますが、「テーマを決めずにだらだらと雑談する」「大人数でわいわいおしゃべりする」シーンにはなかなか使いにくいのも事実。
Zoom飲み会などにチャレンジしたことがある人はお分かりだと思いますが、複数の人が同時にしゃべると収集がつかない! 自然と、一人ずつマイクを回すように順番に話すとか、事前に何を話すか決めて進行するような段取りになってしまいます。
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