日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。

今日ご紹介するのは、ママ友だちからのお誘いにまつわるモヤモヤです。

 


「〇月△日、空いてる?」と聞かれるとモヤモヤします


エピソードをお寄せくださったのは、中学生と小学生の息子さんを育てるアツコさん(45歳・主婦)。

表立っては言いにくいモヤモヤです。ママ友から、「〇月△日空いてる?」と声がかかることにちょっとストレスを感じてしまっている今日この頃です。

用件は、息子の同級生を集めた誕生日会だったり、習い事の見学会だったり、大人だけでちょっとお茶しない? だったり。声をかけてくれるのは嬉しいし、子供同士の付き合いもあるのでなるべく参加したい。でも、日程だけ先に確認されるのが困るんです。

夫が在宅勤務できる日だからできれば家族全員で夕飯食べたいとか、子どもに受講させているオンライン英会話の予約を入れたいとか、「お誘いの重要度と比較して、どっちをとるか決めたい」という流動的な予定があるのが本音。でも、「その日は空いているよ」と答えた後に、「あ、そういう用事ならやっぱりいいや」とはなかなか言えません……。

最近は、空いているかどうかを答える前に「どうしたの?」と用件を確認するようにしていますが、すると今度はこちらが感じ悪く聞こえてないかなあとモヤモヤ。一方で、「A君家族とB君家族と〇月△日に遊びに行くんだけど一緒にどう?」と聞かれると、「我が家は後から誘われたんだ……」とモヤモヤしたりもするので、自分も勝手だなあと思います。

 


「誘い合い」は、実はとっても高度な作業


アツコさんのモヤモヤ、共感する人は多いのではないでしょうか。アツコさんのように「先に日程だけ確認されるのがストレス」という方もいるでしょうし、「日程は空いているのに断られて傷ついた」という方、はたまた「え? 行きたくないならサクっと断ってくれていいのに!」という方もいるかもしれません。

改めて考えてみると、それがちょっとした集まりだったとしても、誰をどういう順番でどんな言い方で誘うかにはいろいろな難しさをはらんでいます。

 
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