日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。
今日ご紹介するのは、子どもの教育方針について夫婦で対立してしまったというモヤモヤです。
「ママは甘い!」進路に迷う息子にしびれを切らした夫の怒り
エピソードをお寄せくださったのは、社会人の娘さんと大学生の息子さんを育てるエミコさん(46歳・フリーランス)。
大学3年生になった息子への接し方について、夫とギスギスしています。
意志が強く行動力があった長女と違い、将来やりたいことのイメージがなかなか持てないという息子。就職活動に向けて動いている様子が見えません。
もともと大人しい性格ですし、大学生活がコロナ禍に重なってしまったのでかわいそう。折を見て、「どんな働き方に興味ある?」「お友だちは就職活動どうしてるの?」と話しかけるように心がけてはいますが、焦っている様子にも見えません。心配ですが、いろいろ思うところは話してくれます。これまでもマイペースながらきちんと進路は自分で決めてきた息子。夫も私もまだまだ働きますし、時間がかかっても彼の道を決めてもらいたいと思って見守っています。
しかし大企業勤務の夫は息子をもどかしく思うようで、「なんだかんだ大企業に入った方が安全」「もっと自分から動きなさい」「お父さんとお母さんがいつまでも養えるわけじゃないぞ」とはっぱをかけています。
夫のイライラの矛先は私にも向いていて、「ママは甘すぎる。俺とママが言っていることが違い過ぎるとよくない」と怒られます。「俺ばっかり悪者にしないでくれ」とも。夫の気持ちも分かりますが、私には私の考えがあるしなあとモヤモヤしてしまいます。
両親のキャラ・意見が違うのは良いこと?
コロナ禍での大学生活・就職活動、いろいろな苦労があるのだろうなと思います。外野の大人のアドバイスも、参考になったりならなかったりするのでしょうね。
たしかに、子どもの教育方針は、夫婦でよく話し合って足並みをそろえた方がいいという考え方もありますね。特に小さいお子さんに対しては、パパとママで言うことが違って混乱させないようにした方がいいのかもしれません。
しかし、エミコさんの息子さんはもう成人。。「これまでもマイペースながらきちんと進路は自分で決めてきた子」ということですし、いろいろな角度からの意見もきちんと受け取った上で判断できる人なのではないかと思いました。
むしろ、フリーランスで働くお母さんの意見と大企業勤務会社員のお父さんの、違う立場の意見を両方伝えることは、今の息子さんにとって良いことかも。
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