愛に満ちた関係を継続させるのはなぜにこんなに難しいのか。ハリウッドのカップルたちを見ていても、自分自身の経験を振り返っても、そう感じることがあります。それは、ケイティ・ペリーも同じだったようで。
2020年8月に娘のデイジーが誕生し、現在では仲良しぶりをSNSでしょっちゅう披露している、ケイティとパートナーのオーランド・ブルーム。しかしふたりは2016年に交際をスタートしたあと、2017年に一度破局し、2018年復縁、その後2019年のバレンタインにオーリーがプロポーズして婚約を発表。
出産後もオーリーのことを「彼は素晴らしくて、私たちはすごく愛し合っていてとても感謝している」と絶賛していたケイティですが、2018年の破局後にはふたりの仲を上手くいかせるために、オーリーと一緒にカップル・セラピーを受けていたことを明かしました。
ポッドキャスト番組「Life Will Be The Death of Me」に出演したケイティは、当時のことを回想。「パートナーとはあなたのいいところも悪いところも見る、鏡のような存在。オーリーと私はカップル・セラピーを受けたんだけど、それを気に入ったの。私たちを整えてくれて、ふたりが一生懸命それに打ち込むことで絆を強くしてくれたわ」
ケイティたちはホフマン・プロセスというカップル・セラピーの施設を訪れ、そこでスマホなしでほかの人々と共に、セラピーのエクササイズに励んだのだとか。
「基本的には自分の記憶や思考回路を辿って、それについて発見をしてそれを書き換えていくための場所なの。そこにはたくさんの気づきがあったわ。なぜ自分がそのパターンや癖を持っているのか。それはどこから来たものなのか。ほとんどは両親から来ているものなのよね。もしあなたが叫んだとして、それ以前にあなたに叫んだのは誰なのか? それが学ぶべきこと。それは私の人生に福音をもたらしたわ。人生の次のレベルに進みたい人にこれを勧めるいちばんの理由はそれよ」
実は私も、同じようなセラピーを元配偶者と受けた経験があります。残念ながらその後、やっぱり彼とは別々の人生を歩むことを決めたのですが、セラピーを受けた経験は私の人生観に大きな変化をもたらしました。
そしてケイティとオーリーのように、関係が上手くいかないときに一緒にセラピーを受けてでも何とかして問題点を改善したいとお互いが思えるのって、それだけでも、ふたりがその関係を大事に思っているということなんですよね。ふたりが今幸せな夫婦関係を築けているのは、一度は失いそうになったものの大切さを知り、しんどくても手放さない選択をし続けた、という経験が生かされているからなのかも。
美貌も才能も名声もあって恋愛には不自由しなそうなセレブたちも、こんな風にもがきながら、愛する人とのパートナーシップを上手くいかせる努力をしている。その意外な事実に、胸を打たれたのでした。
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