自分の骨格を「ロット」にするから、自然に仕上がる!
さて、施術台に乗ったら(寝心地が良くて即、寝落ちしそうでしたが、今回は取材なので、気合!)、まずは、眉パーマをかけるための液から肌を守るために、保護クリームをオン。眉パーマは、髪のパーマとメカニズムも工程もほぼ一緒です。毛を柔らかくする1剤をつけて、その後、毛流れをつけて2剤でクセづけしていきます。
1剤は眉毛全体を覆うように塗っていき、ここで8分ぐらい放置。一旦様子を見て、毛が硬いようなら置く時間を延長します(私は御多分に洩れず延長)。
しっかりと毛が柔らかくなったところで、一旦、眉をハンディ送風機で乾かします。ここでフワッと毛を立ち上げておくことで、毛がペタッと不自然になるのを予防。このあたりのさじ加減はサロンによるところも大きいそうで、『1d salon』さんの場合は、自然な立ち上がりを保ち毛流れを整えることにこだわっているとのこと。
ここまできたら、いよいよロットを巻くのかと思いきや、眉パーマの場合、髪やまつ毛のようなロットはなし。つまり、巻きません。骨格に沿うように毛にカーブをつけるのがポイントなので、言うなれば、マイ骨格=ロット。
スクリューブラシを使ってファファッと軽く動かして、ほどよい立ち上がりを残したまま、浮き足立つ毛は眉骨のカーブにそわせるように寝かし、眉尻の下の毛がない部分には、周辺の毛を流して持っていき、形を整えていきます。
形を整えたところで、今度は2剤を塗って、セット。ここでまたしばらく放置します。
放置時間を終えたら、きれいに拭き取っていきます。この時点で、眉頭はいい感じに立ち上がり、眉の中央にかけては自然に斜め上に流れ、眉尻に向かってはカーブに沿って、といい感じに! その後はワックス脱毛&毛抜きでいらない毛をオフし、最後は眉毛を描きながら、眉スタイリングの簡単なレクチャーもしていただけました。
そして、ジャジャーン!
眉頭が上向きに自然に立ち上がる、今どきのおしゃれなボサボサ感に。逆に肌から浮いて生えていた眉中央から眉尻にかけては毛並みが整い、えぐれた部分がふわっと埋まってカーブのキツすぎないストレート眉が完成。何より感動したのは、横から見ても立体的なのに肌から浮かずに骨格にそっている=横から見ても毛並みが揃っているということ。ビフォア写真、横からも取っておけばよかった!!(完全なる初歩的ミスです)。 実際、眉毛に触れると指に突き刺さるくらいだったのに、しっとりしなやか。骨格にそって、毛が寝てくれているのが触感からもわかります。
施術後に注意するべき点は、特になし。いつも通りでOK、その日の夜から洗顔もお風呂も全部問題ないそうです。メイク前にスクリューブラシでとかすだけで施術直後と同じようにキレイに整い、あとはササッと描くだけです。
施術から20日目、洗顔後に軽くとかしただけの状態。未だにいい感じに眉の流れができていて、形も整ったまま。これまでのワックス脱毛だけの時よりも、明らかに形の持ちがいい! そして何よりもメイクが楽だし、横顔に対する自信もアップ(自分比)。 さらに、途中でアイブロウが落ちたとしても、毛流れである程度、形ができているのでさほど気になりません。
眉パーマの頻度の目安は、毛根や毛のダメージを考えて1ヵ月〜1ヵ月半に1回ぐらいがオススメとのこと。ちなみに毛の生える向きは毛根の向きで決まるため、パーマをやめてしばらくすると、また元のように気ままに生えてきてしまうとも。この快適さを知った以上、通い続けるしかない! もはやヘアサロンと同じぐらい、必要性を感じています。
年齢を重ねて、いろんなことも体験してきたし、こと美容に関しては仕事柄触れる機会が多い分新鮮味を感じることが少し減ってきた? と思っていましたが、眉パーマには久々にときめきました! 眉悩みをお持ちの方、熱くお勧めします。
1d salon
■電話:03-6427-3805
■WEB予約:https://1dsalon.com/menu/eyebrow/
■1d Brow Lift (眉毛パーマ) ¥8800
所要時間60分 眉毛パーマ後、ワックス、ツイザー、ハサミでのスタイリング付き。
そのほか、まつげパーマや襟足脱毛、無針水光注射などのフェイシャルメニューもあり。
取材・文/楢﨑裕美
構成/坂口彩
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