② ネイビーのピンドットにパフショルダー、大きく開いた胸元のワンピース
 キャサリン妃の場合 

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2022年7月10日、ウィンブルドン選手権。 ピンドットのワンピース/アレッサンドラ・リッチ 時計/カルティエ 写真:AP/アフロ

先週の日曜日、ウィンブルドン選手権の最終日のキャサリン妃ファッションです。
ネイビーに白のピンドット、半袖のパフショルダー、フリルの襟の甘さと逆に深く開いた胸元のセクシーさと、見れば見るほどデザイン性のあるこちらも、ブルーと同じくアレッサンドラリッチによるもの。

色がダークな分、デザインはデコラティブでも派手にならず、ロイヤルドレスとしてバランスがちょうど良いと言えるでしょう。
シルエットはフィット&フレアーと、いわゆるキャサリン妃の鉄板シルエット。女性らしさがありつつ、モード感もあるところがキャサリン妃にお似合いの理由ですね。

この時合わされている靴が、プレーンなパンプスでなく白と黒のバイカラーのバックストラップであることも、このスタイルをセンスアップしているポイントです。
実は最初のブルーのドレスにもこの靴を着用されていて、ともすれば古臭く見える可能性も秘めたネイビー×ドットのお洋服を、一気に洗練して見せてくれています。

大きく開いた胸元には、ダイアナ元妃も愛用されていたサファイア&ダイアモンドのネックレスとピアスをアクセントに。このジュエリーの詳細は未だ不明ですが、サファイア繋がりという点でもオマージュと言えますね。

 


 ダイアナ元妃の場合 

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1986年 “オセロ” ロンドン・プレミアに出席。写真:Shutterstock/アフロ

こちらは、1986年のダイアナ元妃ファッションです。
ロンドン・プレミアに出席された時ゆえイブニングドレスをお召しになっています。
そのため丈や素材はパーティー仕様で、キャサリン妃のデイドレスとは少し異なりますが、しかしドレスのディテールはとても似ていますね。

ネイビーブルーにドット、元妃のウェディングドレスを思い起こさせるような大きなパフショルダー。そしてこちらも大きく胸元がVにカットされています。
ウエストからヒップにかけて、シャーリングでボディコンシャスなシルエットを作るデザインも多かったダイアナ元妃ですが、キャサリン妃はもう少しソフトでガーリーなものをピックアップされ現代的に。

耳と胸元のジュエリーも、キャサリン妃同様、やはりサファイアとダイアモンドをお着けになっていますね。ダイアナ元妃のこんなスタイルから、インスパイアされた可能性もあるかもしれません。

このように、80〜90年代のファッション・アイコンであったダイアナ元妃。その時代がトレンドでもある今、うまく義理の母のファッションに敬意を表しながら、モダンで自分らしいロイヤルスタイルを確立されているキャサリン妃です。

今後も進化するキャサリン妃ファッションの陰にダイアナ元妃ファッションあり! でしょう。
 


構成/高橋香奈子

 

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前回記事「節約クイーン「キャサリン妃」から学ぶ、色違い購入の鉄則は「真逆の寒・暖色を選ぶ」こと」はこちら>>

 
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