毎週木曜日に公開されている連載『小柄で平凡なスタイリストの普通の日のおしゃれ』も大人気のスタイリスト佐藤佳菜子さん。今回は、夏のワンピースの選び方についてご紹介します。佐藤さんこだわりの2タイプのワンピースが、腕周りをエレガントかつすっきりと見せてくれます。

 

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1枚でコーデが完結するワンピース。自分の身体がきれいに見える「袖の長さ」を見つけて

夏のワンピース。フレンチスリーブよりも腕がきれいに見える袖丈の正解は?_img0
 

「常に洋服は『体のラインが美しく見える』ことに重点を置いて選んでいます。夏場だと避けられないのが『腕見せ問題』ですよね。ここで一番大切なのは袖丈。袖がちょうど肩下にちょこんとあるようなフレンチスリーブは、腕が細く見えるとよく言われていますが、私的には二の腕のいちばん太い場所をより強調して実際よりも腕が太く見えたり、少しガーリーに見えすぎたりするように感じています。そんな私がいつも夏に選ぶワンピースは2タイプ。『長め袖』か『ノースリーブ』です。

中途半端な袖丈だと腕の肉感を拾ってしまいますが、長袖のワンピースなら、腕をしっかりと隠すことができます。そのため、できればほっそりとした手首を強調できる丈を選ぶのがコツ。また、長め袖のワンピースは大人らしく上品な印象に見えるメリットもあります。

ノースリーブワンピースを選ぶ際の外せないポイントは、アメスリ(アメリカンスリーブ)であること。思いきって肩のラインを大きく見せるほうが、ノースリーブより腕や肩まわりをすっきり見せられると感じるからです。何より自分の身体に合っていることもお気に入りの理由。

対極のように見える2種のワンピースですが、共通点は『中途半端に隠さないこと』だと思うんです」


長め袖ワンピースは、夏も意外と涼しい!

夏のワンピース。フレンチスリーブよりも腕がきれいに見える袖丈の正解は?_img2
夏のワンピース。フレンチスリーブよりも腕がきれいに見える袖丈の正解は?_img4

ワンピース/パサンドバイヌキテパ ピアス/エナソルーナ バッグ/ロエベ

「『夏場なのに長袖着るの?』と思われがちですが、夏の環境は外は灼熱、中に入ると冷房がガンガン! 体温調節がし辛いのも、夏の過ごし方の悩みのひとつ。なので、あえてサラリとした生地の長袖があれば意外と快適に過ごせるんです。日中は日焼け対策にもいいですよね。今春コラボレーションした「パサンド バイ ヌキテパ」のオリエンタルなプリントが華やかなドレスワンピースも、もちろん長袖仕様。インド綿の薄くサラリとした質感が、かえって涼しげに見えます」


肘下までの長め袖もOK

夏のワンピース。フレンチスリーブよりも腕がきれいに見える袖丈の正解は?_img5
左/マーラカランコエ 右/ヴェルメイユ パー イエナ

「二の腕や肘下のボリュームのある部分を隠せる六分袖くらいもおすすめです。ボリュームのある袖なら腕のラインもカモフラージュできます。腕は隠しつつも、デコルテなどどこかに肌見せポイントがあるデザインだと、女性らしさを助長してくれます。ちなみに着丈に関しては、私はロング丈を選んでいますが、それにこだわらず、それぞれの好みに合わせた長さで構いません」

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スタイリスト佐藤佳菜子さんのジュエリー使いに学ぶ夏のおしゃれ
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