仕事と子育てを「両立」させようだなんて悩まなくていい

 

――コロナ禍で二拠点生活や移住をする人も多くなってきました。梨花さんはハワイに移住して8年目ですよね。

 

本当は一拠点でいたいタイプなんです(笑)。
息子を通わせたい学校に出会ったことで私はハワイで暮らしているんですよね。移住や二拠点生活はそれぞれが求めることや目的によって場所や期間も変わってくると思うけれど、一つの選択肢としてあると心持ちが変わってくる、ってことはあると思います。

 

――子育てと仕事の両立は永遠のテーマですよね。

その答えは出てるんです。両立はできません(笑)。私、「両立」って言葉を辞書で調べてみたんです。辞書には、「ふたつの物事が同じ配分で、支障なくどちらも成り立つこと」と書いてあって、無理! って思ったんですよね。両立って天秤があっておもりによって揺れるイメージがありましたが、どうやらそうではないらしい、と。どんな人間でも完全な意味での「両立」は不可能なんだってことが辞書に書いてあって、ありがとうございます! ……みたいな気持ちになりました(笑)。私も考え始めると深いところまでいってしまいますし、このテーマに悩まされている人は多いと思うんですね。だからパンクしないように「どう両立させるか」とかではなく、自分なりに自分の人生を少しでも楽しみ一生懸命生きていく。ただそれで良いのだと思います。
 

『What I'm doing 私がしていること73こ』
梨花
定価 1980円(税別) SDP

自分を好きでいてあげるためにしてきた73この美容自書。 “わたしのユリイカ”では「日常を整え、心地よく・楽しく生きる」ということをテーマに構成し、本書ではそこから更に「美しく、健康で、自信を持って生きてく」ために、梨花が普段から取り入れ、行っていることを自身の表現でまとめた自書です。 年齢とともに自分自身を受け入れつつ、美しさを保ち続ける「今」の梨花だからこそ伝えられるあらゆる角度から見いだした「美しいとはなにか?」を説いています。歳を重ねながらもいつまでも美しく健康でありたいと願うすべての女性に読んでほしい1冊。
 

<書籍紹介>
『わたしのユリイカ』

梨花
定価 1980円(税別) SDP

梨花が本当に伝えたい言葉と、かけがえのない日常を切り取った写真で構成。49年の人生の中で幾度と現れた自分の目の前に立ち開かる「壁」。その度に、日々の小さなリセットや、時には新たなチャレンジを何度も繰り返しながら、モデル・梨花として、母として、そして1人の人として、手探りで前進してきた道のり。取り繕った言葉ではなく、梨花自身が体験してきたことから生まれた言葉を集めた本書は、日々の生活で悩んでいる人にそっと寄り添える1冊です。


問い合わせ先/
エイチ ビューティー&ユース tel.03-6438-5230
ウィム ガゼット 青山店 tel.03-6264-5607

 

撮影/熊谷勇樹
スタイリング/小嶋智子
ヘア/Kazuki Fujiwara(Perle Management)
メイク/鈴木
取材・文/細谷美香
構成/幸山梨奈
 


第1回「49歳になった梨花がヘルシーな曲線美を披露! 健やかでいるためにしている習慣とは?」>>

 
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