内面の良い変化3:今まで利用しようとしなかったIT技術を「使おう」という気になり、便利さを発見した


IT技術を積極的に使いたい人もいれば、そうではない人もいます。アナログタイプの人は、なかなか手を出しにくいものですが、コロナ禍では使わざるを得ない状況になりました。
でも、いざ使ってみると、「あら、便利だわ! もっと早くに使えばよかった」と思った人は多いのではないでしょうか。

たとえば、
・今までは買い物に出かけていたけど、ネット通販をよく利用するようになった。
・Zoomを使う人が増え、なかなか会えなかった地方にいる友達とZoomで一同に集まって話すことができた。
・オンラインで海外の講師から自然療法を学ぶことができた。
・仕事がリモートワークになったので、住む場所にこだわりがなくなった。

など。

私自身も、仕事の打ち合わせはオンラインですることが増え、移動時間を短縮できるようになりました。
もしコロナ禍になっていなかったら、未だに対面で打ち合わせをしていた可能性は高いし、社会的にもここまで急激にZoomが普及することはなかったでしょう。

もちろんオンラインならではのデメリットはありますが、そもそも「対面か、オンラインか」という選択肢ができたことはいいことです。

 


内面の良い変化4:価値観が変わり、“新たな自分”になった


コロナをきっかけに価値観が変わった人も多くいます。それに伴い、自己を向上させた人もいます。

たとえば
・将来のために、美容学校に入学し、資格をとることにした。
・社会貢献に目覚め、自分の力を役立てたいと思うようになった。
・「シンプルな生活」の魅力に気づき、心がけるようになった。
・情報を鵜呑みにしないで、自分でも調べ、考えるようになった。

など。

個人的には、得意分野ではない情報に対しては、「そういうものなんだ」と鵜呑みしていたところがあったのですが、コロナをきっかけに色々なことに疑問を抱くようになり、自分でも情報を調べ、考えるようになりました。
それによって、物事の見方が変わり、見識を広げることができました。

環境の変化によって、人は変わっていきます。「いい環境になったら、人もいい変化をする」「悪い環境になったら、人も悪い変化になる」なんて単純なことではなく、どんな変化であれ、それをきっかけに向上していく人はいます。
それは、コロナに限らず、たとえば「失恋をきっかけに、自分にとって本当に合う人が分かり、幸せな家庭を築けた」「会社でリストラされたのをきっかけに、起業したら成功した」といった人もいますよね。

自分さえ前向きさを失わずに、「柔軟性をもって向上していこう」という強い意志があれば、トラブルが起こっても、むしろそれをきっかけに心が強くなり、より素敵な人に変わることはあるのです。

コロナ禍は私たちにとって、かなりの「荒療治」ではありましたが、それをきっかけに大切なことに気づき、いい方向に変わった人たちがいるというのは、人間の持つ底力を感じさせますね。
 

「恥ずかしくて、マスクを手放せない」...コロナ前と比べて、「人の内面の変化」には何があったのか_img1
 

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