日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。

今日ご紹介するのは、職場や友人たちとの会話で飛び交う謎の略語にモヤモヤしたというエピソードです。

 


「MTGをASAPでセットして!」……なんですって?


エピソードをお寄せくださったのは、長らく事務の仕事を続けてきたというイズミさん(40歳・会社員)。

職場の同僚たちがよく使う、アルファベットの略語とか、カタカナの専門用語にモヤモヤしています。

リモートワークする人が増えたので、ちょっとした作業の依頼もメールやチャットでくるようになりました。「来週のMTGですが、開始時間変更でお願いします」「この作業の期限ですが、とりあえずASAPで」……?!

パッと分からない私が悪いのでしょうか。MTGはミーティング、ASAPはなるべく早く。全部、自分でググって確認しました。実際に顔を合わせていたらすぐ聞けるのですが、出勤予定は人それぞれなので、タイミングを見計らってしまって。何より、「分かっていないのは私かもしれない」と思うと委縮してしまいます。

他にも、アルファベットの専門用語とか、業界特有の言い回しのような言葉も頻発します。私もそれなりに長く働いていますが、扱う商品・サービスもどんどん進化しているので自分がついていけていないのかも。でも、もう少しちゃんと説明してくれてもよくない? わざわざ難しい言い回しをしなくてもよくない? とつい思ってしまいます。

 


「知らないこと」は悪くない。でも、アップデートが必要な時もあるかもしれません


MTG、ASAP、TBD、FB、FYI……。

アルファベットの略語や業界用語にモヤモヤした経験のある方、読者の中にもいらっしゃるのではないでしょうか。これって、一般用語としての略語(AIとかTPPとか)とはまた違って、万人が日常会話で使う言葉じゃないのかもしれませんね。

初めて聞いた人は、「あれ? 意味がわかないのは私だけなのかな」と不安になってしまう。そうするとイズミさんのように、「それ、どういう意味ですか?」と聞くのも遠慮したくなっちゃうのかもしれません。

 
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