デリケートゾーンの黒ずみの原因で、ほかに考えられることは?

 

編集T:自己処理による炎症以外で、デリケートゾーンの黒ずみの原因はなんでしょうか?

髙橋先生:デリケートゾーンは場所的にもともとメラニン色素が多く、体のほかの部位よりも色が濃くなりやすい場所ではあります。赤ちゃんのときはまわりの肌と同じ色でも、女性ホルモンの増加とともに色素が濃くなっていきます。
それ以外の理由で考えられるのは、下着や洋服での摩擦が多いですね。

デリケートゾーンは人と比べられる場所でもないので、「なんで私は……」と黒ずみに悩まれる方もいらっしゃると思います。でも、診察でデリケートゾーンを見る機会が多い私が見ると「全然黒ずんでないですよ。普通ですよ」という方もたくさん。

編集T:なるほど! 黒ずみがあるからといって、体に悪影響はないですもんね?

髙橋先生:はい。何もありません。ご本人の気持ちだけです。治療でデリケートゾーンの黒ずみを軽減することもできますし、黒ずみは気になるけれどVIO脱毛したいと悩んでいる方もぜひ相談にいらっしゃっていただければと思います。

 

 

VIO脱毛を続けていくことで黒ずみが酷くなることはある?


編集T:逆に、医療レーザーでVIO脱毛することで、色素沈着をする可能性はありますか?

髙橋先生:レーザー脱毛をすることと色素沈着はイコールではないと考えます。
ただし、レーザーを当てた合併症として、出力が高すぎて火傷を起こした、炎症を起こしたという場合には、炎症を起こした結果として色素沈着になってしまう場合はあります。クリニックで正しく設定して、きちんと施術できている場合には、考えにくいですね。


取材・構成・文/高橋香奈子

 

 


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