布系小物、タッパー類の収納は?

【こんまり®流・片づけ術】使いやすい“キッチン収納“実践編「小物は3カテゴリに分ける!」_img0
 

調理器具の収納が終わっても、まだまだ残っているたくさんのキッチン小物たち。キッチン小物は、それぞれの個性を踏まえて収納するのがポイントです。その一部を紹介しましょう。

たとえば布系の小物たち。布系小物には、「食器拭きや台拭きなどの道具系」と「ランチョンマットなどのアクセサリー系」の2種類がありますが、道具系は洋服と同じように畳んで立てて収納していきます。アクセサリー系は、モノの特徴によって「畳む」「巻く」「そのまま重ねる」の3パターンで収納。キッチン収納が少ない場合は、クローゼットの中の布系小物と一緒に置いてしまっても構いません。

かさばりがちなタッパーや収納容器は、できるだけ省スペースに収めることを考えて、フタと本体を分けて収納します。この時、箱を1つ用意して、その中に入れ子にした本体とフタを立てて収納し、箱ごと出し入れできるようにするのがオススメです。

 


出番の少ないキッチン用品は棚の奥や上段へ


かき氷機やたこ焼き器、すき焼き鍋など、機能が限定されていて出番の少ない調理器具は、棚の奥や上段に収納してしまいましょう。

同じように、紙皿や紙コップ、紙ナプキンなどの出番が少ない使い捨て系キッチン小物は、1つの箱にまとめるのがベスト。使う時にはセットで使うことが多いので、効率良く準備もできます。
 

ビニール袋は畳んで並べて箱に収納!


買い物をする際はエコバッグを使うのが当たり前になってきたので、昔に比べてビニール袋の収納に困っている人は少ないかもしれません。それでもキッチンにストックすることも多いビニール袋。

こんまりさんが提唱するかさばらないビニール袋の収納法は、「洋服と同じ要領で、小さく畳んで立てて並べて箱に収納する方法」です。ポイントは、必ず箱のような硬いモノに収納すること。過剰なストックを防ぐために、箱の大きさはティッシュ箱の半分くらいのサイズで充分です。

同じように、他のキッチン小物も箱を使ってとにかくカサを減らす方法を考えながら収納していくと、何でもうまく収まります。
 

キッチン収納で大切なのはシンプルさよりもときめき


ここまで具体的なキッチンの収納についてお伝えしてきましたが、こんまりさんは「キッチン収納はシンプルを目指さなくてもいい」と話します。キッチンには、家事を楽にしてくれる便利なアイディアグッズや一定の季節にしか使わない調理器具など、さまざまなアイテムがありますよね。でもスッキリとしたキッチンを追求するあまり、せっかく買い揃えたときめくモノたちを手放すのはちょっと違います。

キッチンの収納で大切なのは、シンプルさよりもときめきです。モノの収納場所さえ把握できていれば、無理にシンプルなキッチンを目指す必要はないのです。それを踏まえて、ぜひ自分流のときめくキッチンを作ってみてくださいね!
 

構成・文/井手 朋子

 

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近藤 麻理恵さん

 片づけコンサルタント。5歳から『ESSE』などの主婦雑誌を愛読。中学生のときに本格的に片づけの研究を始め、大学在学中の19歳の時、コンサルティング業務を開始、独自の片づけ法「こんまり®メソッド」を編み出す。2010年に出版した初めての著書『人生がときめく片づけの魔法』が世界40カ国以上で翻訳出版され、シリーズ累計1300万部を超える世界的大ベストセラーに。「KONDO」という言葉がアメリカでは「片づける」という意味として使われるようになるなど、社会現象となる。2015年、米『TIME』誌で「世界でもっとも影響力のある100人」に選出され、活躍の場を海外に広げている。2019年よりNetflixにてスタートした冠番組『KonMari—人生がときめく片づけの魔法—』が190カ国で放映され、エミー賞2部門にノミネート。2021年に公開された新シリーズ『KonMari〜“もっと“人生がときめく片づけの魔法〜』はエミー賞を受賞<デイタイム・エミー賞>。現在は、こんまり®メソッドを使った片づけレッスンを提供する「こんまり®流片づけコンサルタント」を育成し、日本を含め世界60カ国以上で約850名が活躍中。

 
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