「自分で自分の機嫌をとる」「メンタルコントロールも仕事の一部」そんな風に自分に言いきかせながら、毎日頑張っている私たち。でもいつの間にか、自分で自分の気持ちが立て直せず、心の水位が下がってしまっていることがあるかもしれません。

あるデータによると、働く人の約半数はメンタル不調を抱えているそうです。そのうちコロナ禍で不調が悪化したという人は約6割にものぼるとか。

人生100年時代に大切なのは、身体の健康だけではなくて心の健康。目に見えにくい心の不調と付き合うために、ガイドとなる本を紹介します。


「私ってメンタル不調?」セルフチェック4項目

著者は、元リクルートのサラリーマンだった精神科医の尾林誉史先生。サラリーマン時代に見たメンタル不調に悩む同僚たち、おざなりの対応をする産業医への失望から、一念発起して医学部に入り直したという経歴の持ち主です。

自分の心の調子をチェックする方法は? 調子が悪いときは誰に相談すればいいのか。どのような治療法があるのか。
治療を始めたらどんなステップを踏んで回復していくのか。自分の心と向き合いながら、より良い生き方を目指す方法とは。

心の揺らぎに悩んだ経験が少しでもある人なら「辛かったときにこの本があれば」「いま苦しい思いをしている人におすすめしたい」と感じるであろう一冊です。

 


「なんだか心が晴れない……。でもこれって、よくある一時的なものじゃない?」

心の不調の難しいところは、不調が目に見えにくいこと。そして、天気や体調による一時的な気分の落ち込みとなんらかの対処が必要な状態の区別がつきにくいこと。責任感が強い頑張り屋さんタイプほど、自分の状態を軽く考えがち。本の中では、わかりやすいセルフチェック方法が紹介されています。まず、以下の4つのチェック項目をご覧ください。

①なんだかうつうつとしている
②最近、大好きなことに、楽しんで取り組めていない
③三大欲求(食欲・睡眠欲・性欲)が弱くなっている
④おっくう感があって、やる気が起きない

この状態が2週間以上続いている場合、ちょっと立ち止まって、対処を考える必要があると考えた方がいいそうです。チェックしてみて、いかがでしたか?

 
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