【英国】キャサリン妃(娘)
もう一つ、キャサリン妃と母キャロルさんがシェアしたお洋服がこちら。結婚の翌年、着用されたコバルトブルーのワンピースは、英国のOLブランド、リースのものでした。テーラードにダブルブレストのソフトコンシャスなデザインに、異素材の黒のスエードベルト付き。結婚前からのキャサリン妃の定番的なデザインといえる上、ロイヤルを意識したと思しき、鮮やかなブルーを選ばれているところも印象的です。
クラッチ、パンプス共に、ベルトに合わせた黒のスエードでまとめ、全体的にコンサバティブな着こなしが、王室入りをされた初期を物語っているともいえますね。
実は、当時このスタイルを見て感じた違和感。無駄なゆとりがあり、サイズが大きい? という推測が、当たっていたんです……。
なぜなら、これは本来母キャロルさんのものだったから。
【英国】キャロル・ミドルトンさん(母)
キャサリン妃が公務でお召しになる2年前(まだ結婚前です)、キャロルさんが着用されたのがこの時。場所はロイヤルアスコットと、お帽子も着用されています。
これを見ると納得、サイズはジャストで、キャロルさんのものであることが明らかですね。
おそらく、キャサリン妃が、デザイン・色ともにロイヤルスタイルに適していると判断し、お借りになったのでしょう。
そしてもう一つ……。実はこの時のお帽子もキャサリン妃とシェアなんです!
これはまだご結婚前のキャサリン妃のお姿で、ウィリアム王子のご友人の結婚式に出席された時のファッションです。ジャガード生地のドレスコートに同系色のお帽子を合わせ、むしろ今よりもコンサバティブなスタイルですね。帽子に関しては、果たしてどなた用として購入されたのかの不明ですが、おそらく仲良し親子で共有することを前提で購入されたのでしょう。
お洋服も小物も、定番的なデザイン、シーズンレス素材、上品カラーといった条件で選ばれていることが共通しています。
キャサリン妃が、お洋服や小物のシェアを母娘で当たり前のようにシェアされているように、レティシア王妃母娘も今後ますますその機会が増えることでしょう。
更には、キャサリン妃とシャーロット王女がお洋服をシェア……という日も近いかもしれませんね。
構成/高橋香奈子
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