英国では、学校の節目は9月。実は今年、ケンブリッジ公爵家の三人のお子様達が新たな学校に入学されることが、正式に発表されました。ただでさえ、親としては教育に関する悩みや不安は尽きないもの。ましてや、将来国王という立場を約束されたジョージ王子が息子となれば、キャサリン妃のプレッシャーも計り知れないはず。

キャサリン妃は現在三児の親として、ご自身の経験を生かしながら、どのような学校を選ばれているのでしょうか。生前きっと同じ悩みをお持ちだったはずのダイアナ元妃の選択との比較で子どもたちの母校を紹介します。

共通していたのは、ともに、王室の歴史や伝統、そして時代の変化に合わせて、教育のあり方や学校選びをされてきたことでした。懐かしく、超キュートなお子様時代の画像もチェック。

 


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ウィリアム王子3歳「ジェーン・マイナーズ・ナーサリー、ロンドン」

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1985年9月24日、ジェーン・マイナーズ・ナーサリーに登園初日。写真:アフロ

こちらはウィリアム王子が初めてナーサリー(保育園)に入学された日の画像です。3歳の時、ロンドンはケンジントンパレスの近くに位置する、プライベートのジェーン・マイナーズ・ナーサリーに入園されました。少人数制で、アットホームな雰囲気の、伝統を重視した保育園でした。

ウィリアム王子は、初めて民間のナーサリーに通われた、王位継承者。2年後には弟ハリー王子も入園。兄弟で仲良く通われました。

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ジョージ王子2歳5ヵ月「ウェストエーカー・モンテッソーリ・ナーサリー、ノーフォーク州」

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2016年1月6日、ウェストエーカー・モンテッソーリ・ナーサリー、ノーフォーク州での初日。写真:アフロ

ではジョージ王子は? というと、こちらが、ウェストエーカー・モンテッソーリ・ナーサリーに初登園された王子。実はこのナーサリーがあるのは、ノーフォーク州サンドリンガムと、ケンブリッジ公爵家の郊外の邸宅アンマーホールにほど近い場所。

当時は、第一子ということもありアンマーホールで過ごされる時間も多かったご夫妻が、シャイな性格の長男を、お試しとして入園させられのが、このナーサリーでした。
ロンドンのナーサリーに通われたウィリアム王子とは異なり、自然豊かな環境であったことや、しかし教育理念はダイアナ元妃が推奨されていたモンテッソーリ教育がベースだったことが注目されましたが、中でも最も驚いたのが、お値段!

1時間5.50ポンド(891円)、または1日33(5346円)ポンドで、更には政府からの補助金も受けている、いわば誰でも通えるナーサリーでした。階級や人種に関係なく、多種多様の子供達が通うナーサリーを選ばれたところが実にケンブリッジ公爵ご夫妻らしく、時代の流れにも相応しい選択でした。

アンマーホールに滞在中、通える時にジョージ王子の様子を見ながら、パートタイムで通わせていらっしゃいました。


シャーロット王女2歳8ヵ月、ルイ王子3歳直前「ウィルコックス・ナーサリー、ロンドン」

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シャーロット王女/2018年1月8日、2歳8ヵ月。写真:アフロ


ルイ王子/2021年4月21日、3歳直前。

ジョージ王子の初登園は、ロンドン郊外で始まりましたが、シャーロット王女とルイ王子は、ロンドンのナーサリーに入園です。この頃には、既にご一家の拠点は完全にロンドンのケンジントンパレス。またジョージ王子も既にプレ・プレップスクールに入学されていたことから、下のお二人の学校も必然的にロンドンに。

ここでもウィリアム王子&キャサリン妃ご夫妻は、新たな保育園を選択。ケンジントンパレスからすぐの距離に位置し、定員は2〜5歳までの32名と少人数。教会に併設されていて、読み書きや音楽、アートワーク、伝統的なマナーといった基礎的かつ高水準の教育で高い評価を得ているナーサリー。1学期の授業料は、最も高い午前の部で、3050ポンド(49万4100円)。

3年後にはルイ王子もここに入園されましたが、お姉ちゃまとは入れ違い。ご夫妻にとっては、まだまだそれぞれの学校への送り迎えが必要なのでした(笑)。