10月末までビザなし観光受け入れが実現し、行きたい! がますます募る韓国。
明洞は死んだ……という報道もありましたが、実は、ソウルはぐんぐん活気を取り戻しつつあります。
そんな元気な旬の街を韓国で表す言葉といえば、「ヒップ」と「ホット」。そこで、現地在住の高感度おとな女子にお願いしてみました。「ヒップでホットなソウルに連れてって!」
書籍『BTSを哲学する』(筆者訳、かんき出版)の著者チャ・ミンジュさんが案内してくれた、大人女子のための最旬エリア「龍山」を紹介します!
(※取材は2022年7月15日~21日に行われました)
BTSの所属事務所・HYBEが移転後、おしゃれなお店が増加中!
「昨年3月にHYBE本社がこのエリアに引っ越してきてから、おしゃれなお店が増えた感じです」と、チャ・ミンジュさん。そう、龍山エリアは、BTSやSEVENTEEN、TXTを擁するHYBEの城下町です。
「この店、面白いんですよ!」とまっ先に教えてくれたのが、「トトリ」です。指さす方を見ると、趣のある建物が。
「ホーンテッドハウスみたいですね!」とワクワクしながら足を踏み入れると、いたるところにちょこんとたたずむ、ブルーのマスコットが目に留まりました。
「トトリ」とは韓国語で「どんぐり」なのですが、そういえば店の名前もマスコットも、韓国でも大人気の、日本のあのアニメに似てるかも。……と思ったら、韓国でも同じ意見の人が多数の模様。
「トトリ」はギリシャヨーグルトとフルーツのデザートや、オートミールを使ったバンズで作ったハンバーガーなど、ヘルシーフードで人気のお店。テイクアウトコーナーには、どんぐりの形のパンや韓国でいま大ブームの塩パン、マスコットのトトリと目が合う豆腐&チェリーのケーキも。
路地をさらに進むと、日本語の看板のバーも発見。
「きぼう」は、昨年オープンしたばかりの日本風立ち飲み屋です。「立ち飲み屋は、日本の労働者が仕事を終えて家に帰る前にビール一杯で疲れを取る場所。そんな空間が韓国にも必要だと思った」とオーナーは韓国メディアのインタビューに答えています。日本には行ったことがないというオーナー。店舗の外観や内装は、本やネット、映画などを参考にしたといいます。
韓国の人が「コロナ後に最初に一番行きたい国」に挙げているのが日本(参考:FNNプライムオンライン)。訪日ビザ取得などの関係でいまだ願いをかなえるのが簡単ではないなか、食事だけでなく、まるでアミューズメントパークのように空間全体で日本を体感できるレストランが人気なのかもしれません。
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