10月末までビザなし観光受け入れが実現し、行きたい! がますます募る韓国。
明洞は死んだ……という報道もありましたが、実は、ソウルはぐんぐん活気を取り戻しつつあります。
そんな元気な旬の街を表す言葉として韓国で使われるのは「ヒップ」と「ホット」。そこで、現地在住の高感度おとな女子に聞いてみました。「ヒップでホットなソウルに連れてって!」
現代アートのギャラリーを経営する韓国人のJさんが案内してくれた、おとな女子のための最旬エリア「聖水洞」を紹介します!
(※取材は2022年7月15日~21日に行われました)
ソウルのブルックリンを夢見る街・聖水洞
地下鉄2号線聖水駅を出ると、レトロな下町の風景が広がります。行き交う台車、リサイクル工場。ここは、住居と産業が共存する準工業地帯です。もともとは高度成長期の1970年代に鉄鋼、印刷、靴などの工場で栄えた街。ところが、2000年代中盤以降、中国の台頭などによって廃業する町工場が増えて人口が減少。そんななか、高級エリアの江南に橋一本渡ればアクセスできる立地の良さに目をつけた、トレンドに敏感な芸術家やスタートアップ企業が続々と集まるようになりました。
ソウル市の再生モデル事業地域に選ばれた聖水洞は、近年ヒップでホットな街として急上昇。ニューヨークの文化支援事業で再生したブルックリンにちなみ、「ソウルのブルックリンを夢見る街」とも言われています。
ハイセンスなお土産が見つかる「聖水連邦」
街全体がまるごとアートのような聖水洞。なかでもJさんのおススメは、「聖水連邦」です。
入口のアーチをくぐると、緑豊かな別世界が広がります。
2019年オープンにオープンした「聖水連邦」は、「小さなブランドが集まった生活文化・ソサイエティ・プラットフォーム」と呼ばれています。つまり、カフェやセレクトショップがたくさん入ったショッピングモールです。
エントランスを入ってすぐ左にあるのが、「Thingool store」です。「日常に新しい価値を提案する」というコンセプトの元、韓国の隠れた小さなブランドを集めた“リビング編集ショップ”。あるパワーブロガーが実際に使って気に入ったものを集めたネットショップから誕生したリアル店舗です。「家」をモチーフにした店内には、カラフルなキッチン用品や洋服、昔の教科書風の文房具など、メイドイン・コリアがいっぱい!
外観からファンキーな「nujeahmik」は、アクセサリーのお店。専属のデザイナーが手がけるのは、左右アンバランスなデザインのピアスや、ビタミンカラーのリングなど、エッジの効いた個性派アイテム。シンプルな服と合わせれば、ひときわ目を引く“身に着けるアート”に早変わり。
いちばん上の階にある、ルーフトップカフェは、その名の通り、天空とつながる大空間。心地よい太陽を浴びながら、コーヒーや紅茶、クロワッサンなどのベーカリーやケーキでリフレッシュ。
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