フリーになった矢先、
体調を崩し心身ともにボロボロに……

【岡野瑞恵さん インタビュー】<br />シンプルなことこそ大切に<br />_img0
 

14年半、化粧品メーカーで活動し、36歳でついに独立。待ち受けていたのは華々しいフリーランス生活……ではなく、過酷な日々だったそう。

「ありがたいことに、フリーになってもたくさんのお仕事をいただき、撮影三昧の毎日でした。依頼はすべて受け、休みをとることなく働き詰め。さらに、社員として会社に守られている状態からひとりになったことで、極度の緊張状態に陥ってしまって……。仕事とプライベートの切り替えが上手くできなくなり、自律神経が不安定になっていきました。そのせいで、ひどい冷え性に悩まされるようになり、夏でもホッカイロとムートンブーツが欠かせないような体質に変化してしまったのです。冷えに伴う腹痛で、トイレがない状況だと不安になって冷や汗が出るほど、体調は悪化していきました。行動的だったはずなのに、たまの休みもずっと家にこもりきり。それでも仕事だけはなんとかこなしていました」


生活を整える。それだけで
体質が180°変わった!

仕事もプライベートも満身創痍。プチノイローゼ状態だった岡野さんに、転機が訪れる。「休もう。そんなに頑張らなくてもいいじゃん」、そんな風に思えるように。それはひとつの出会いがきっかけだった。

「41歳のとき、今も担当してくれているパーソナルトレーナーとの出会いが、弱った私の心身を救ってくれました。呼吸法、ストレッチ、筋トレ、スクワットなどの運動面と食事面を徹底的にサポートしてくれたことで、何を試してもダメだった冷え性があっという間に改善したのです。運動をすると、頭だけでなく身体も疲れるため、ぐっすり眠れるようになりました。さらに、汗をたくさんかくことで、血行や代謝がよくなり、肌に透明感が出るという相乗効果が! 運動と規則正しい食事、質のよい睡眠、生活リズムを整えることが、何よりも体質改善に効果があることを、身をもって知りました。心にも余裕ができ、自然と『もっと自分のために時間を使い、自分自身をいたわろう』と思うようになったのです」