「“自分の人生”を生きる」ために乗り越えるべき課題
「“自分の人生”を生きる」ためには、自分らしさを取り戻し(もしくは、自分自身をよく理解し)、自分の世界を作っていく必要があります。
ただし、そうするためには、まずは「自分の中に劣等感、無価値観、依存心などが隠されていること」にきちんと気づき、消化させる必要があるのです。
その作業をしないと、自分が本当に好きなものよりも、“世間が認めてくれるもの”を選んでしまったり、依存させてくれる相手が「そのままで大丈夫だよ」と言ってくれたら、そのまま依存し続けたりしてしまうからです。それでは、自分軸からズレてしまいます。
自分の中にある劣等感、無価値観、依存心を認識し、消化させる作業は、とても心がヒリヒリします。
自分の弱さを認識し、受け止め、癒やしていく作業が必要だからです。「生まれ変わる」くらいの強い意志がないと、なかなかできないことでしょう。
さらに、社会にはびこっている物質主義的な価値観から抜け出し、「本当の幸せ」について理解していかないと、なかなか自分軸を持てるようにはなりません。
ただただ流されて生きていたら、到底できないことですし、人によっては、今まで自分が信じていた人生観(特に、「人よりも勝っていると幸せ」という考え)から抜け出す必要が出てくるでしょう。
ただ、それをすることで、自信を取り戻し、世間にどう見られようが、自分のことを信じられるようになり、「自分の人生を歩もう」と思えるようになってくるのです。
たとえば専業主婦でも、家族へのサポートとは別に、自分が本当に好きなことにチャレンジし、輝くことを目指すようになってきます。別にそこで収入を得られなくても、それをしている自分を好きになれるのであれば、満足いくものでしょう。
マウントをとらないのは、「幸せ」である証拠
なかには、「“自分の人生”を生きる=社会的地位を上げて成功すること」だと勘違いし、そればかりを目指してしまう人がいます。
そこが重要なのではありません。もし“自分の人生”を生きて、自己をきちんと認められるようになったら、社会的地位や収入がどうであろうが、堂々としていられます。
さらに、人と比べる必要性を感じなくなってきます。「みんなそれぞれ自分らしく幸せになればいい」と思えるようになるからです。
そうすると、人に対してマウントをとることも自慢話をすることもなくなるでしょう。
「自分が幸せではないかもしれない」と不安だから、他の人と比べるのです。そして、マウントをとって、相手に自分のことを認めさせようとしてしまうのです。
自分軸を持つと、自分らしくいられて「幸せであること」を実感できるようになるので、そんなことをする必要性は感じなくなるでしょう。
マウントをとらない人は、幸せ者です。マウントをとりたくなったら、「“自分の人生”を見直すとき」かもしれませんよ?
前回記事「40、50代女性の「自分へのご褒美」は単なる「贅沢」ではない?ご褒美で得られる付加価値」はこちら>>
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