生活の中のすき間時間に上手く筋トレを取り入れましょう


私の場合は、マンションのエレベーターの上り下りのときに、他の人がいない場合はスクワットをするようにしています。
私の住んでいる階から1階に降りる間に20秒ほどかかるので、その間にスクワットを20回することを目標にしているんです。 

スクワットは、お尻の筋肉と太ももの筋肉を同時に鍛えられるだけでなく、股関節や膝関節を一緒に使う多関節運動なので関節の動きもよくなります。

さらに、スクワットで膝を曲げるときに両腕を上に伸ばし、膝を伸ばしたときに両腕を元に戻せば、肩関節も使うことができます。

腰に痛みがあってスクワットができない人は、壁に背中をくっつけてスクワットをすると楽にできます。
慣れてきたら壁につけずにやってみましょう。

自分の体が思い通りに動く時間を長くするためには、筋トレがおすすめです【産婦人科医・高尾美穂】_img0
 

自分の体が自分の思い通りに動く時間をできるだけ長くすることは、長生きできる今の時代の大きな目標です。
そのためには〝チリツモ〟しかありません。
毎日の生活の中に、1種類でもいいので筋トレを加えてみましょう。

 

自分の体が思い通りに動く時間を長くするためには、筋トレがおすすめです【産婦人科医・高尾美穂】_img1

<新刊紹介>
『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』

著:産婦人科医  高尾美穂
定価:本体1600円(税別) 講談社

女性ホルモンに振り回される人生前半の40年と、ホルモンがなくなり落ち着く後半40年、そしてその間にある更年期という嵐の10年間。
自分がいま人生のどの時点にいて、体と心はどういう状況になっているのか。それが把握できていれば、対策はあるのです。
この本では、高尾先生が日常でできる解決策を教え、解決策がないことならば違う角度でのとらえ方を提案。また、女性がラクになる生き方のアドバイスもたっぷりと。
女性ホルモンとうまく付き合い、自分の人生を自分でデザインしていくために。
高尾先生が優しく語る111の「こうすれば大丈夫」を、ぜひ生きる指針にしてみてください。



編集協力/和田美穂
撮影/馬場わかな
イラスト/Shutterstock
 

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