高感度セレクトショップの複合体「LCDC SEOUL」
次に向かったのは、Jさんが「団地」と呼ぶ、シンプルでスタイリッシュな建物「LCDC SEOUL」です。ここも、「聖水連邦」同様、個性的なセレクトショップの複合体です。
まずは一階のカフェへ。店名の「Ephemera」は、「はかない、一瞬の」という意味。コーヒーを飲みながらの、つかの間の会話を大切にする場所。壁や柱には、世界中から取り寄せた約200のフレームが飾られています。額に入っているのは、古ぼけた切手やメモ用紙。とるに足りないもののように見えるかもしれないけれど、切手やメモは、はかなくも大切なコミュニケーションを象徴する、誰かと誰かの歴史の一瞬を記録したアートなのです。
Jさんが「ちょこっと前に韓国でブームになった」とオーダーしたのは、日本でもおなじみの韓国スウィーツ、クロッフル。渡韓できなかった間に流行したので、ついに初めて本場の味を食べました。蜂蜜たっぷりのクロッフルは生地は外はカリッと、中はもっちり。カフェラテと一緒においしくいただきました。
2階から上には、旅をコンセプトにしたブティック「LE CONTE DES CONTES」、そしてナチュラルな素材にこだわるコスメショップや雑貨屋さんがぎっしり。
セレクトショップやポップアップストアが入った小部屋が並ぶフロアは、ドアを開けるごとにわくわくする、まるでビックリ箱の集合体です。
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