⑥ ベーシックカラーのニット・セットアップ

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2022年1月20日、イングランド北西部、ランカシャーのコミュニティ病院を訪問。 ニット、ニットスカート/アイリス&インク 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

選ぶコーディネートも、徐々に秋ムードが強いものになりました。
こちらは、上下ともにニットのスタイル。秋の鉄板カラー、キャメルブラウンのミドルゲージのタートルネックと、ウエストゴムのロングスカート。トレンドに関係ないアイテム・デザインですが、今年はこのようなニットスカートも多く見られるため、単品でカットソーとのコーデから始まって、セットアップへと移行すれば、長く、しかも着回しが効きますね。

実はキャサリン妃も、モスグリーンと色違いでお持ちなほどのお気に入り。ニットゆえに、着心地も楽ちんで、しかも女性らしいシルエットが作れるところが大人買いの理由でしょう。 

脚元を軽めにスニーカーやパンプス、もしくはブーツにするかで、大きく印象も変えられ、もちろんアウターとの相性もバッチリです。

 

⑦ 冷・暖房対策に便利な、ジャケット・スタイル

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2022年2月8日、養子縁組のチャリティ団体を訪問。 ジャケット/キャサリン・ウォーカー パンツ/L.K.ベネット 靴/ジャンヴィト・ロッシ 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

最後はジャケットスタイル。冷房から暖房へ。体温調節が難しいスウィッチシーズン。そんな時に便利なのはやはりジャケット。

英国調のチェックや、モノトーンといった定番的なものや、素材が薄手のものであれば、秋の立ち上がりからすぐに活躍してくれるはず。インナーをカットソーからニットへ徐々に厚手に。色もライトなものからダークなものへと変えていけば、早くから着られて、なおかつ着まわしも楽しめます。

ちなみに、キャサリン妃のように細身パンツで合わせる場合、ちらりと見える足首を軽く見せるか重く見せるかで、季節感が違って見えますので、ここもポイントです。素足感覚ならば早い時期、そこからタイツへと移行すれば、秋の気配が強まります。

今あるワードローブの中からコーディネートの参考に、または今年新たに欲しいものなど、キャサリン妃スタイルがお役に立てば(きっとキャサリン妃も)私も嬉しいです。そろそろ秋のお洒落を楽しみたいですね。
 


構成/高橋香奈子

 

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