8月31日は、英国ダイアナ元妃が逝去したメモリアルな日。あの悲劇の事故から、25年という月日が経ちました。36歳という若さでこの世を去った、国民のプリンセス。ファッションやヘアスタイルと、真似る国民続出でまさに、時代のファッションアイコンであった元妃ですが、実はそんなスタイルが今再びトレンドに。ヘイリー・ビーバーなどモデルやインフルエンサーがこぞって、元妃と似た80年代スタイルを発信中なんです。

興味深いことに、それらのほとんどが公務スタイルというよりもプライベートでのファッション。しかも、ウィリアム王子&ハリー王子、二人のお子様達を学校へ送り迎えをする際のスタイルなんです。
ちょうど季節は、新学期スタートの時期。英国では、新たな年度の始まりでもあります。ダイアナ元妃の没後25周年を追悼して、今のトレンドのルーツとも言える、お洒落な送り迎えファッション、ベスト6をご紹介します。最後のスタイルは、きっと驚くはず。

今着れるスタイルから秋冬スタイルまで、これからのお買い物の参考にもなりそうです。レアな画像とともに、美しく&カッコいいダイアナ元妃をご覧ください。

 


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ダイアナ元妃コーデ①
赤×ネイビー バイカラーの洗練コンサバ・スタイル

1991年9月5日、ロンドン、ノッティングヒルのウェザビー校にハリー王子を送った後のダイアナ元妃とウィリアム王子。写真:AP/アフロ

次男ハリー王子を学校へ送っていかれた際のダイアナ元妃ファッションがこちらです。この時30歳。ネイビーの開衿シャツに真っ赤なタイトスカート、太ベルトでアクセントをつけ、靴も同色のコンビのフラットシューズを合わせ、全身で同じバイカラーで統一された着こなしです。
洋服のデザイン自体は、シンプルでロイヤルらしいコンサバティブなスタイルながら、カラーコーデの妙で、とてもスタイリッシュに見えますね。
定番デザインの場合は、このように色の組み合わせで見せると、お洒落度がアップすることがわかります。私達もマネのしやすい、大人コーデともいえますね。

ダイアナ元妃コーデ②
英国らしい花柄のレトロなワンピース・スタイル

1992年1月1日、ロンドン、ウェザビー校にハリー王子を送ったあとのダイアナ元妃。写真:REX/アフロ

こちらも同じく、プレ・プレップスクール:ウェザビー校にハリー王子を送ってこられたあとのダイアナ元妃。この時には、赤やピンク系がベースの花柄のワンピースをお召しになっています。
実は元妃にとって、フィット&フレアーのワンピースというのは珍しいのですが、でもとってもお似合いに。足元は白のプレーンパンプスと、やはりプライベートでは楽ちんなローヒールが中心の元妃です。“イングランドのバラ”と称されたように、ご結婚前から、花柄は良く着用されていました。

こんなレトロムード漂うワンピースも今の気分。そして季節的にも今ちょうど着られるスタイルです。またニットなど羽織りものをプラスして、秋シューズに変えればこれからの季節にもアレンジが効きますね。


ダイアナ元妃コーデ③
ゆったりニット+レザースカート+ブーツ。エレガント&エスニックな秋スタイル

1988年9月15日、ウェザビー校にて。チャールズ皇太子とダイアナ元妃夫妻が、ハリー王子と一緒に下校。写真:Shutterstock/アフロ

こちらも同校での元妃とハリー王子。実はこの日は、王子4歳のお誕生日でした。学校でもお祝いがされた後のようですが、そんな日の母ファッションは、白のタートルに、茶のスエードのフレアースカート、レザーベルトにロングブーツと、とっても秋らしいエレガントなカジュアル・スタイルです。
私としては思わず、80年代トレンディドラマの女王、浅野ゆう子さんのサンタフェスタイルを思い出してしまいましたが(笑)、まさに当時も、そして今またこんなスタイルに注目が。

これからの季節にこんなスエードのスカートはまず取り入れたいアイテム。ニットをカットソーに変え、ブーツもプラットフォームなど軽めを合わせれば、スウィッチシーズンにピッタリなスタイルになります。


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