〔ミモレ編集室〕4期生のayuminです。ファッション、エンタメ、カルチャー……さまざまなジャンルに興味があり、もっともっとたくさんの楽しいこと、そして自分だけの「好き」を見つけられたら、と編集室への参加を決めました。
あちこち出かけるのが好き、食いしん坊、専門的な勉強をしているわけではありませんがアートに関わる仕事もしている、私なりの「アート×旅」をご紹介できたらと思います。
みなさんは旅をするとき、その行き先をどのように決めていますか?
旅行雑誌、クチコミ、はたまた、ご自身の旅リストをお待ちでしょうか。
しばらく旅をしていないし、まずは近場から?
あれ、どこへ行ったらよいの?
そんな「どこかへ行きたいけれど、いまいち旅先の決め手に欠ける」方に
「気になるアートで決める旅(国内旅行)」をオススメします。
「そのアート自体がないんだけど……」そんな方にもアドバイス、あります!
推しを追いかけて
たとえば……草間彌生作品を追って各地へ!
瀬戸内海、直島の《赤かぼちゃ》。
昨年台風で損壊してしまった、黄色いかぼちゃのニュースをご覧になった方もいるかもしれません。
島の宿泊施設、ベネッセハウスは部屋前のエリア自体もアートのようです。
部屋の中にもアートが空間の一部として存在しています。
お次は、静岡県、クレマチスの丘にある彫刻《明日咲く花》。
クレマチスの丘は、複数の美術館やレストランから成る複合施設。
こちらは施設内のヴァンジ彫刻庭園美術館です。
今年も草間彌生作品に会ってきました!
@福岡市美術館
@松本市美術館
ひとつ推しが見つかると、そこから芋づる式に新しい場所や土地との出会いが生まれます。
展覧会目的で旅をする
ちょっと気になるけれど、一ヵ所でしか開催のない展覧会。
少し勢いが必要かもしれませんが、やっぱり行けばよかった〜と後からモヤモヤするよりは「エイヤッ」をオススメします。
愛知県豊田市美術館のみで開催していた「岡﨑乾二郎 視覚のカイソウ」。
もう今日しかない! という日に、日帰りで行ってきました。
豊田市美術館は、美術館そのものが芸術品のよう。
岡﨑さんの存在はこの展覧会で知りました。
その後オープンしたハレザ池袋に作品があり、再会に喜び。今度は岡﨑作品を追いかけるのもいいかも。これぞ新しい推しとの出会い! ですね。
敢えて巡回展に行く
ある展覧会に行こう行こうと思いながら、気付くと会期が終了してた! なんてこともあると思います。
そんなときは、めげずに巡回展に行くこともオススメ。美術館によって展示方法も変わりますし、もともと行こうと思ってた場所の展示よりも好みだったりするかもしれません。
*ヨシタケシンスケ展かもしれない世田谷文学館(終了)→市立伊丹ミュージアム(終了)→ひろしま美術館→愛知県松坂屋美術館
*イスラエル博物館所蔵 ピカソ ― ひらめきの原点パナソニック汐留美術館(終了)→滋賀県佐川美術館(終了)→長崎県美術館
*ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展東京都美術館(終了)→北海道立近代美術館(終了)→大阪市立美術館(開催中)→宮城県美術館
*スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち東京都美術館(終了)→神戸市立博物館(開催中)→北九州市立美術館
そもそも、「観たいアート」「気になるアート」がないんだけど……という方には、こんなところで見つけるのもオススメ!
●チラシミュージアム(アプリ)
チラシビジュアルが一覧になっているアプリ。エリアやジャンルごとに検索もできます。チラシが好み、と思った展覧会に直観で行くのはいかがでしょうか?
●インターネットミュージアム
全国の展覧会情報が掲載されたサイトです。「巡回展」ボタンを押すと、展覧会ごとの巡回情報がまとまっています。
➡ひとつ軸が決まると旅の計画を立てやすい。前後に食事やほかの予定も!
➡アート作品はもちろん、美術館そのものの建築やショップ、カフェなど施設ごと楽しめる場所もたくさん。
➡移動も楽しみのひとつ、移動中の食事や読書もいつもと違う気分で。
みなさんも、アートをきっかけに旅をしてみませんか?
ayuminさん
〔ミモレ編集室〕4期生
読書、観劇、ドラマ、映画、アート、などエンタメ全般とお酒、食べることが大好きな会社員です。ファッションは柄色コーデ好き。最近の推し場所は図書館。