ミモレ ビューティアワーズも3回目を迎えました。今回のミモレ ビューティアワーズ のテーマは「コスメも私も次のステージへ」。大人肌の悩みを軽減し、毎日をもっと輝かせるコスメにはどんな傾向があるのでしょうか。2022年の秋冬のトレンドをおさらいします。

今回も豪華な読者プレゼントをたくさん用意していますので、ぜひみなさんも投票にご参加くださいね。

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まずはメイクものから! プロ3人が今季を総括!


今回も美容のプロ3名に、2022年秋冬のコスメのトレンドについて語っていただきました。
お話をうかがったのは、下記のお三方です。

ヘア&メイクアップアーティスト
長井かおりさん

美容ジャーナリスト
永富千晴さん

美容エディター
松本千登世さん



1:アイシャドウは「カラフル」&「ネオブラウン」に進化

 

今季のトレンドについて、「自ら選び取っていく意志の強さを感じるコスメに注目している」と語るのはミモレでも大人気の美容エディター、松本千登世さんです。

ここ数年のコスメのトレンドが“心地よさや自分らしさの追求”だったとしたら、“そこから抜け出せない自分もつまらないな”と感じ始めている人たちに響く、新たな自分が見つかるコスメが増えています。たとえばアイシャドウも、イエローや濃密カラーなど、いままでは上級者向けだった遊び心のある色が増えました。“この状況を乗り越えて、軽やかに楽しもう”という強い意志や切り開く力を感じます」(松本さん)


「今季はカラフルなアイシャドウだけでなく、ブラウン系のアイシャドウも豊作」だと話すのは、40代以上の清潔感あふれるメイクで定評のあるヘア&メイクアップアーティストの長井かおりさん。

この秋冬の色とりどりのパレットは、どのブランドのものも捨て色がなく、どう組み合わせてもうまくいくから挑戦しやすいんです。それに多様性の時代、どんなメイクだって認められるので、臆せずどんどん試してみてほしいですね。

その一方、今季はブラウン系もたくさん目につきます。しかも“当たり障りないベーシック”というよりは、モーヴや黄みを含んだ色味で、質感もシアーでクリーミーな“いまっぽいブラウン”が揃っていて、無難な印象にならない。私も久しぶりにブラウンのグラデーションを楽しみたい気分です」(長井さん)


2:リップは「赤」と「ナチュラル」の2極化

 

ミモレの連載でもおなじみの美容ジャーナリストの永富千晴さんは、「この秋冬は、赤リップのバリエーションが広がった」と言います。

「ひとくちに赤と言っても、色と質感のレンジが広がりました。アンダートーンで賢さや芯の強さを表現できるもの、潤いに満ちていて柔らかい雰囲気を醸し出せるもの、サテンやベルベッドの質感でクラス感を表現できるもの……。大人の女性が一段と素敵に見える赤が増えたと思います」(永富さん)

松本さんも「ジェンダーニュートラルな空気感のいまだからこそ、改めて気づける女性性の魅力を赤リップであえて楽しんでみるのもいい」と感じているそう。


他方で、いまの私たちの気持ちの動きを「階段の踊り場みたい」と表現したのは長井さんです。

「コロナが少し落ち着いて、“さぁこの先どんどんチャレンジして階段をのぼって行こう”という人は強い色に挑戦してもいいし、“まだもう少しこの踊り場で様子を見ていたいな”、“一息つきたいな”という人はベージュやくすみピンクの平穏なムードのリップを選んでもいいんです。最近のベージュリップは赤みを程よく含んでいて、血色感も出せるから難しくありません。この秋冬はどんな気持ちの人にも寄り添ってくれる色が幅広く揃っています」(長井さん)