前回に続き、今回も美容のプロ3名が考える「2022年秋冬のスキンケア&ヘアケアのトレンド」についてお届けします! 今回は大人年齢の肌悩みを救うスキンケアと、ヘアケアについて。年々進化するコスメ、今年はいったいどんな流れがあったのでしょう。

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キーワードは「エイジングの加速」


マスクの着用の毎日は、顔の筋肉を使うことが少なくなることで生じる「たるみ」や、こすれや蒸れによって起こる「毛穴目立ち」「シワ」など「肌のエイジング」という形で影響を受けています。40代の多くの人がスキンケアを見直しているいま、注目のスキンケアはどのようなものなのでしょうか。ミモレを支えるスタッフのみなさんに話をうかがいました。

ヘア&メイクアップアーティスト
長井かおりさん

美容ジャーナリスト
永富千晴さん

美容エディター
松本千登世さん


1:クリーム&アイクリームは技術もアプローチ法もパワーアップ

 

この秋冬の話題度ナンバーワンとも言えるスキンケアアイテムが「クリーム」と「アイクリーム」。

エイジングを止めるというより巻き戻すほどのサイエンティフィックなものが次々と登場し、美容業界の方々と会うと必ずと言ってもいいくらい話題にのぼります。シワを改善するだけにとどまらず、土台からトータルで肌をふっくら、美しくしてくれる。私もその肌変化に夢中です!

また、朝と夜で役割を明確に分けたものが多いのも特徴的。日中は肌をしっかり守って、夜はリカバリーに特化することで効果実感も生まれやすいと思います。そもそも1日中家にいる生活になったことで朝と夜のコントラストがつきにくく、それが原因で肌が思うようにならなくなった人たちの肌リズムを取り戻すにも最適です」(松本さん)

エイジングサインのなかでも特にシワへのアプローチの方法への変化に注目していると話すのは永富さんです。

「いままではビタミンCやレチノールといった成分でシワを目立たなくするものが主流でしたが、この秋登場したものは、顔の筋肉にはたらきかけるものだったり、目もとのシワを3Dで捉えるものだったり、炎症をおさえてシワをできにくくするものだったりと手法が様々で面白いんです。

またここ数年続いている敏感肌向け処方のトレンドが、この秋冬はラグジュアリーブランドにも及んでいます。どんな肌タイプの人でも使える抗炎症のものが増えていて、保湿する以上の役割を果たしてくれるのが嬉しいですよね」(永富さん)

 
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