「私もう、オバサンだから」40歳、年齢自虐が止まらない！

自分に対してハラスメントをすることを、自虐と呼ぶのではないかなと思います。エイジハラスメントだけでなく、「女だから出世しなくていい」「妻・母なんだから我慢しなきゃ」と自分にブレーキをかけたり、「なんでもっと頑張れないの？」と追い込んだり。自分にセクシャルハラスメントやパワーハラスメントをしている人って多いのではないでしょうか。

他人に対するハラスメントには多くの人が厳しい視線を送るのに、自虐という名のハラスメントにはまだまだ意識が向きにくい。そんな状況はできれば変えていけたらいいですね。
 

「オバサン」という言葉の安心感

一方で、自分を「オバサン」と呼ぶことに解放感を覚えるというマリエさんの気持ちも分かります。皆さんはどうですか？

オバサンになることで、恋愛や競争から自由になれる気がする……。「オバサン」という言葉には、自虐の意味だけではなく、不思議な安心感があるのかもしれないですね。

あまりしつこく「オバサン」アピールをすると、後輩さんたちも戸惑っているかもしれません。「40代になったら、あんなに自虐しないといけないの？」と、ネガティブなお手本になるのも避けたいですよね。

周囲を戸惑わせず、でも自分の正直な感覚も大切にしつつ……というバランスをとっていくためにも、今マリエさんが感じていることを、しっかり深堀りするとよいのではないでしょうか。マリエさんは何から自由になりたいのか、これからはどんなことを大切に生きていきたいのか。そういうことを考えるいい機会でもあると思います。

自虐してしまう自分を見つめ直して、是非、どんな自分になっていきたいのかを棚卸してみてください。その上で、「オバサン」が本当にマリエさんの気持ちにしっくりくる呼び名なのか、ほかにもっと良い表現はないのか、考えてみたいですね。

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