日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。

今日ご紹介するのは、職場ファッションのTPOにまつわるモヤモヤエピソードです。

 


「そのワンピースで働くの?」20代後輩のオフィスファッションにモヤモヤします


エピソードをお寄せくださったのは、長年公的機関で働いているというリツコさん(40歳・公務員)。


昨年、職場で制服が廃止になりました。女性だけ制服があることに違和感をもっていたので、解放されたような気分です。仕事用の服を揃えるのは大変でしたが、気に入っている服を着て働くことで、モチベーションも上がっています。

気になっているのは、若い職員たちの服装です。内勤中心の職場なので、20代の人達は、リゾートワンピースのようなものを着ていたり、胸元の開きが大きいカットソーなどを着ていたり。ダメージ加工のジーンズをはいて来る人もいます。

服装に対するコメントはご法度の時代ですから、上司たちは何も言いません。しかし、一定の年齢以上のメンバーでの集まりでは、「ちょっとびっくりしてしまいますね」と控えめなトーンで話しているのを聞いたことも。私も、見ていてヒヤヒヤすることがよくあります。

お客さまと直接接する仕事ではないとはいえ、改まった打合せが急に入ることもありますし、保守的な人だっています。注意した方がいいのかと思うこともあれば、自由で華やかで楽しそうでいいなと思うこともあり。私なんかが古い価値観で水を差すべきじゃないのかなと……。正解はないのかもしれませんが、同じようにモヤモヤしている方はどんな風に対処しているのか知りたいです。

 


「見た目・装い」にまつわることは、パーソナル&センシティブ


色んな視点でものを見ていて、リツコさんは視野の広い配慮のある人ですね。そんな人が先輩として一緒に働いているのは、後輩たちにとっても心強いことでしょう。

職場のルールに違反していないなら、ファッションについて注意するのは躊躇してしまいますよね。「頭が固い」とか「偏見がある」と思われるのも困りますし……。人の見た目に関わることはとてもセンシティブなので、軽々しくコメントするのは避けたいです。

制服廃止になった理由は色々あるのではないかと想像しますが、その一つは「働く人の服装を一方的に縛らない」という職場の意向があるのではないでしょうか。
 

TPOはどこいった?若者たちの職場ファッションにモヤモヤ
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