日本時間9月19日に世界へ中継された、英エリザベス女王の国葬をご覧になりましたでしょうか。イギリスという国の歴史を感じる、荘厳なお葬式でしたね。
映像の中でも目を引いたのは、ロイヤルファミリーの方々の品のある振る舞いと姿。チャールズ皇太子と不倫中はあんなに不評だったカミラ夫人も、今や王となったチャールズの王妃に相応しいエレガントな美しさを讃えていて、見違えるようになっていたのには驚きました。
キャサリン妃の胸元がVに開いたコートドレスにパールのチョーカーを着けた着こなしも、こんなときに不謹慎かもしれませんが、喪服なのにドキッとする色っぽさがあって素敵だと思ってしまいました。隣りにいたメーガン妃が足元にも及ばないほどのオーラ。もともと女優であるメーガン妃の方が本来ならば美貌の素質があったはずなのに、いつの間にかふたりの間にこんなに差がついていたとは。
それはやはり、王室に入り、国民のために身を捧げるという覚悟の差なのかな、と感じたのです。もしかしたらメーガン妃が、王室離脱した自分の立場をわきまえてあえて目立たぬようにオーラを消していた、という可能性もありますが……。それくらい、凛とした佇まいのキャサリン妃、ロイヤルの品格がありました。
そして最もかっこよかったのは、軍服を着て葬列に参加したアン王女。
公務を担う王族は軍服を着て女王の棺を守るというしきたりがあり、エリザベス女王の娘であるアン王女は、チャールズ国王、ウィリアム皇太子らと一緒に、軍服を纏って棺の後ろを歩きましたが、背筋の伸びた姿勢の美しさに、「軍服を着たあの婦人は誰?」とネット上でも話題に。アン王女はイギリス陸海軍の将官で軍人でもあるのですが、72歳という高齢であの立ち居振る舞い、日頃からの摂生を感じます。
葬儀の際にアン王女の隣りにいた、長身のハンサムな紳士が気になったので調べたところ、アン王女の再婚相手、サー・ティモシー・ローレンスでした。恋多き女だったアン王女は、最初の夫、マーク・フィリップス大佐との結婚中に、女王の侍従だったティモシー・ローレンス海軍中佐と不倫の関係になり、1992年にマーク大佐との離婚が成立すると、数ヶ月も経たない内にティモシーと再婚。当時イギリス王室は再婚を認めていなかったため、ふたりはスコットランドにあるバルモラル城で式を挙げました。情熱的な恋で結ばれたふたりは、その後現在まで仲睦まじく暮らしているのであります。
浮気されまくっても夫フィリップ王配への一途な愛を貫いた母のエリザベス女王とは対照的な、愛に奔放なアン王女。だけどふたりとも背の高いグッドルッキングガイが好みなのが共通点なんですね。
話が逸れましたが、ロイヤルのプロトコルを身につけた王族たちをリアルタイムで見られる貴重な機会に、久々にTVに釘付けになってしまった2時間でした。
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