何ということでしょう。2000年代初期のセレブブームの立役者であるパリス・ヒルトン(41歳)が、ミラノコレクションのヴェルサーチェのフィナーレに登場するという、当時のパリス人気をリアルタイムで知る者にとっては奇跡のような事件が起こりました。
パリスは現在、ギャラがひと晩1億1千万円になることもあるほどの売れっ子DJで、ジョー・バイデン米大統領にもサミット・ディナーのDJをオファーされる活躍ぶり。決して落ち目なわけではないのですが、日本では、「表舞台からは去った人」という印象が強いセレブですよね。それがNetflixのお料理リアリティショー「パリスとお料理」が配信されるなど、近年、再び注目の存在に。
その勢いに乗って、今度は2023年春夏コレクションのヴェルサーチェのランウェイで、ジジ・ハディッド&ベラ・ハディッド姉妹やイリーナ・シェイク、エミリー・ラタコウスキーといった人気モデルに混じって、フィナーレに降臨。もっとも、写真を見る限り、観客はわりとクールな反応。2019年のジェニファー・ロペスが登場したときのようなスタンディングオベーションでは迎えられなかったようですが……。
まあパリスはもともと、万人にウケるようなキャラではないので、これは仕方がないのでしょうが。あの当時パリスに憧れてジューシー・クチュールにハマっていた私にとっては嬉しいニュースでした。
同じ時代に人気だったリンジー・ローハンも今年Netflixで配信される映画で主演しているし、2000年代初期のセレブのリバイバルブームは本格的に。その背景には、Z世代にY2K(2000年代初期)がトレンドとなっていることもある様子。このタイミングでマーゴット・ロビーとライアン・ゴズリングが出演する映画『バービー』が撮影中ですが、当時パリスがしていたファッションやヘアメイクこそ、リアル・バービーのようでしたよね。
アラフォーで再ブレイクしたパリス、今後はどのような活動をしていくのか楽しみです。
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