誰もが知る、ドイツのシュニール織のブランド「フェイラー」。品質が素晴らしいことは知っていましたが、何となく小さい頃からの記憶で「母世代が持つブランド」だと思い込んでいました。

数年前、やはり母へのプレゼントを探しに久しぶりにお店をのぞいたのですが、ポップなデザインがあってびっくり! 実は今「フェイラー」のギフトショップ「ラブラリー バイ フェイラー」の“ポップな柄”のハンカチがめちゃくちゃ人気なんです! 今週はちょっと趣向を変えて、“食べられない、おいしくてかわいいもの”をご紹介します。
 

 

思わず衝動買いしてしまった、ピザ柄ハンカチ

いまだ娘たちと争奪戦になる、「ラブラリーピッツァリア」のハンカチ。現在は終売。

「フェイラー」はドイツ東部、チェコとの国境近くにあるホーエンベルクにて1948年に創業。初代社長であるエルンスト・フェイラーが、ドイツ・ババリヤ地方の伝統工芸織物に創意工夫を重ね、“シュニール織”を完成させました。“シュニール”とはフランス語で、蚕などの芋虫のことを指し、シュニール織に使われるモール糸の感触が蚕などの芋虫のプクプクとした質感と似ていることからこの名がついたと言われています。

また、「フェイラー」ではあえて糸の原料である綿の産地を限定せず、その年最も天候に恵まれた原産地のものを買い付け使用しているんですよ。だから丈夫で何年使ってもヘタれないんですね。

ただ、前述したように私の中で「フェイラー」は“黒地に花柄のもの”かファンシーなデザインばかりという思い込みがあり、ポップなものが好きな自分が使えるようなものはないなと決めつけていました。

ところが数年前に「フェイラー」のギフトショップ「ラブラリー バイ フェイラー」で見つけたのが写真のピザ柄。食が生業の私にとってドンピシャのデザインで、母のプレゼントを買いに行ったのに、自分の分まで買ってしまいました(笑)。

このピザ柄は「ラブラリーピッツァリア」というデザインで、大人気だったようで、残念なことに現在は終売してしまったのですが、他にもたくさんのポップなデザインが「ラブラリー バイ フェイラー」にはあるので、ぜひ探してみてください。

 
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