ヴィクトリア皇太子妃(スウェーデン)は、グレーの格子柄のダブルジャケット+ワイドパンツ
Crown Princess Victoria of Sweden attended the 50th anniversary celebration of the Öland Bridge (Ölandsbron) in Kalmar on September 30, 2022. The Öland Bridge was inaugurated on 30 September 1972. pic.twitter.com/NSBpbIlcyI
— Queen Maxima and Royal Ladies (@vaninaswchindt) September 30, 2022
2022年9月30日、スウェーデン。カルマル市エーランド橋の50周年記念式典に出席。
ジャケット、パンツ/BY MALINA 半袖タートルニット/Andiata
スウェーデン王室からはヴィクトリア皇太子妃です。
先週末、式典でお召しになっていたのが、こちらもチェックのパンツスーツ。グレーの濃淡を生かした格子柄のセットアップは、ダブルのジャケットにワイドパンツと、シックながら着こなしが難しい上級者向けデザインですね。どちらかというと、痩せ型の人より骨格がしっかりめの人のほうが着こなしやすいセットアップと言えるでしょう。インナーには同系色のグレー系タートルネックを合わせて、全身でワントーンコーデに。これによりチェックもスッキリ見え、エレガントです。実はニットにはラメ糸が入っていてキラキラ感もあり。大人の余裕とオシャレセンスが光るニットです。
アクセサリーは大きなフープピアスを筆頭に、全てシルバーでまとめて、これが派手にならず控えめ、かつシャープに見せています。足し引きのバランスがお上手な、貫禄のパンツスーツの着こなしです。
シャルレーヌ公妃(モナコ)は、ミリタリーテイストのパンツスーツ
最後はモナコのシャルレーヌ公妃。
今週パリで開催されたファッションウィークの”アクリス”のコレクションをフロントロウでご覧になった際のファッションです。着用されているのももちろん、アクリスのものですが、パンツのセットアップで、しかもミリタリーテイストと、やはり個性のあるものをチョイスされているところが、公妃らしいですね。
エポレット付きのスタンドカラーとフェミニンさゼロのお洋服なのに、この方がお召しになると女性らしく見えるから不思議。ブロンドヘアのショートカットや、足首にちらりとのぞく白い足首が実はキーに。明るさを配するバランスがお見事です。
このように、全体的にシックでシャープなパンツスタイルが、欧州プリンセスの皆様の中で流行っている模様。季節柄、寒くなればパンツスタイルが増えるのも必然とも言えますが、どうせ穿くならお洒落に見えたい! 自分に会うパンツスタイルを、この秋考えてみるのも楽しいですね。
構成/高橋香奈子
前回記事「【OK?NG?】エリザベス女王の国葬で見る、欧州ロイヤル&ファーストレディ達のファッションチェック」はこちら>>
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