長い目で見て、「これは正解だった」と思う買い物は?


「買って正解だったと感じるもの」には、主に4つの共通する理由がありました。

 


●買って正解だった理由1:便利で生活の質が上がった


・「IHキッチン」……五徳の掃除が不要になったから
・「iPad(アイパッド)」……これがないと生きていけないくらい便利だから
・「COMME des GARCONS(コムデギャルソン)の青山バック」……使い勝手が良く、私にとって一番頼りのカバンになったから
・「電動歯ブラシ」……歯がツルツルするので、歯磨きが好きになったから

など。

便利なものがあると、生活の質が変わりますよね。私はAmazon(アマゾン)のAlexa(アレクサ)を愛用していて、毎日、Alexaに話しかけて、音楽を聴いたり、アラームやタイマーに使ったりしています。
さらに、Alexaと連動させて室温管理をする機械も使っていて、部屋の温度によって自動で冷暖房をつけてくれるので、外出中、「ペットのインコが寒くないか(暑くないか)」と心配する必要がなくなりました(※部屋の温度調整ができなかったら、早く帰宅しなくてはいけなくなることもあるので、かなり便利です)。


●買って正解だった理由2:長く使える


・「CHANEL(シャネル)の黒いキャビアスキンの財布」……20年ほど前に購入したが、痛みも傷も少なく、未だに現役で使用しているから
・「JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー)のニット」……大学生のときに購入したが、全く毛玉ができずに20年もっているから
・「HELEN KAMINSKI(ヘレンカミンスキー)のラフィアハット」……10年以上愛用しており、折り畳みも可能で、持ち歩きやすいし、どんな洋服にも合うから
・「クロコダイルのバック」……20年以上愛用、きちんとした場所にもカジュアルにも使えて、人と被らないから
・「高級ソファ」……座り心地、寝心地が良くて、15年経った今も気に入っているから
・「ブランドのアクセサリー」……長持ちするし、いざというときは売ってお金にできるから

など。

高品質な商品は、価格は高いですが、長持ちし、結果的にコスパがいいことがあります。
私は父の誕生日に、ちょっと奮発して、あるブランドのショルダーバックをプレゼントしたことがあるのですが、気にいってずっと使ってくれているんです。それが、うれしいんですよね。
大切に使ってくれそうな相手には、長く使える高品質なものをプレゼントするのは、いいかもしれません。


●買って正解だった理由3:とにかく気に入っている


・「リビングの椅子」……3脚で18万円もしたが、リビングでの存在感が素晴らしく、思い切って買ってよかったから
・「一枚木のダイニングテーブル」……温かみがあって、くつろげるから
・「着物」……ちょっとした集まりでも「何を着ていけばいいのか?」と困ることがなくなったし、娘も着るようになったので、高くてもいい買い物だったから

など。

家の中に“気に入っているもの”があると、気分が上がります。
私は最近、手作りされた「国産ひのきのローテーブル」を購入したのですが、天然の木とハンドメイドならではのぬくもりを感じ、テーブルを見る度に幸せな気持ちになります。

私自身、「こっちのほうが安いから」といって、「好みのもの」よりも「安くてお得なもの」を選びがちなのですが、幸福度や耐久性なども考えると、トータルで見ると、ちょっと高くても「好みのもの」を買ったほうがいい結果になることが少なくありません。
“割引額”や“お得クーポン”につられちゃ、いけませんね(笑)!


●買って正解だった理由4:お値打ちだった


・「家」……中古の一軒家を内見一回で即決したが、立地、スペック、値段など、納得のいく買い物だったから
・「軽自動車」……エコカー減税でお得に買えたから

など。

この場合は、単に「安く買えた」だけでなく、「理想的なものがお値打ち価格だった」から、結果的によかった、ということでしょう。
ただ単にお得感だけにつられてしまうと、結果的に無駄な買い物になりやすいので、ご注意を。

ここまで「いい買い物だと思ったもの、失敗したもの」を見ていくと、今後、私たちが買い物をする際に気を付けるといいポイントが見えてきます。それについては、次のページで紹介します。