「プチプラコスメでカッコいいメイクをしてみたい!」とのひとことで始まったこの企画。ベースメイクからポイントメイクまでを予算1万円でセレクトしてみました。紹介するコスメはどれも、40代のヘアメイクとビューティエディターが試したおすすめの商品ばかり! プチプラでもデパコス級の旬顔ができるんです!
「仕事で使うメイクボックスには、ドラッグストアやバラエティショップのコスメも入っていますよ。特に軸モノはデパコスに負けない秀逸さなんです」と語るのは、ヘアメイクアップアーティストの山下美紀さん。山下さんはミモレの婦人たちと同世代の40代。今回はプチプラコスメを使ったメイクで、大人の女性が格好良く変身できるコツを伝授してくれるそう。最新&最強のメイクアイテムを使って素敵にカッコよく見えるメイクを紹介します。
ヘアメイクアップアーティスト/ 山下美紀
ヘアメイクアップアーティストの横山克馬事務所を経て2006年からフリーランスに。雑誌・TV ・広告などで、俳優やモデル・タレント・アーティストのヘアメイクを担当。中でも悩みをカバーしながら色の組み合わせやバランスを整えてチャームポイントを最大限に引き出すメイクが得意。SNSではトレンドを踏まえた「誰でも簡単にできるメイク」を提案。幅広いジャンルや年齢層から支持されている。
メイクのツヤや血色感、どう演出する?
プチプラコスメを使って古臭いメイクから今っぽさを取り入れたいこの企画。今回はベースメイクからポイントメイクまで1万円でおつりがくるラインナップをご紹介。そこでアイテム選びのポイントを聞いてみました。
使用したコスメはこちら
Q:プチプラでも大人の肌がきれいにみえるポイントは?
A:年齢を重ねた肌こそ、ツヤや透明感が大切。とはいえ、その一方でシミやくすみなどもしっかりカバーしたいですよね。そこでおすすめするのが最新のベースメイクアイテム。
色ムラやくすみ悩みは化粧下地を。肌色を均一にし、ファンデーションの密着感もアップ。質感や色味などシーズン毎に驚くほど進化しているので、メイクの仕上がりも良くなるし、テクニック要らず。薄づきで膜感を感じさせないベースメイクアイテムのアップデートがかなりおすすめなんです。
Q:この秋、大人におすすめのポイントメイクの色は? テクスチャーは?
A:秋冬のおすすめはマットな質感。ひと昔前のマットと異なり、今年の秋のコスメは大人にちょうどいいツヤがあるものが多数あります。発色もとてもきれいなので使わない手はありません。ブラウン・ベージュ系は年齢を問わず人気ですが、今回は赤み系にトライしてもらいたいですね。40代の大人肌にはツヤと血色感があると、肌が明るくきれいに見えますよ。
――赤み系メイクは大人がやるとイタくなりませんか?
そんなことはありません。今、日本や韓国では黒やブラウンではなく、赤やオレンジ・パープルなどで囲み目メイクをするのが流行っているんですよ。赤み系のアイシャドウでも色と塗るポイントさえつかめば、年齢に応じた素敵なメイクに仕上がります。
今回は、ヴィセのニュアンス マット クリエイター(PK-4)をメインに使い、囲みカラーメイクを大人仕上げにしてみました。ポイントはマットなバーガンディをまぶたの「中央」に置くこと。まぶた全体ではなくピンポイントで使うと鮮やかな色が目をひき、魅力的な目元に仕上がります。
――プチプラコスメでチークやリップの選び方は?
チークなどアクセントカラーを大人が活かすには、ハイライトカラーも忘れずに。ハイライトにはセザンヌのフェイスグロウカラー(01)を目頭から下まぶたに向かって「くの字」に入れると華やかさが生まれます。チークは肌なじみの良いアプリコットカラーを選びました。色の主張はせず、淡い血色とツヤを出すとより洗練度が増します。
口元は目元と色みを合わせたメディア リュクス ティントルージュ(RD-06)のワインカラーを選びました。一見難しそうな色でもツヤがあるので、唇の縦ジワが気になる人にもおすすめです。
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