「自分の在り方」を変えるのには、“心の闇”に気づく必要も


誰もが皆、少なからず心に闇を宿しています。その自分の中にある“心の闇”に気づき、光を当てて癒していく必要があるのです。
そうでなければ、本当の意味で、「自分の在り方」は変えられません。

たとえば、「なぜ、あんなに真面目な女性(男性)が、あんな不良の男性(女性)に惹かれて、悪い方向に向かってしまうのだろう」なんてケースがあります。
でも、実際は、その“真面目な女性(男性)”の中にある心の闇が、相手の負の部分と結びついたから、縁ができてしまったということなのです。
そうでなければ、その女性(男性)と男性(女性)がコミュニケーションをとっても、「合わないなぁ」と思ってしまうものでしょう。

「類は友を呼ぶ」というのは、表面的に似た者同士が惹かれ合うだけでなく、一見、似ていなくても、心の奥底に共通するものを持っている者同士でも結びつきやすくなります。
むしろ、後者のほうが、縁ができやすいでしょう。なぜなら、気が合わなかったら、一時期に仲良くなっても長続きしないですしね。

 


表面だけ「いい人」でも、幸せにはなれない


さらにいえば、人は“目に見えない何か”を感じていることが意外とあります。だから、いくら表面的にはいい人を演じていても、裏表のある人に対しては、なにか違和感を覚えることは少なくありません。

それに、結局のところ、「自分の内面の在り方」が言動に表れるので、普段はいい人を“演じて”いても、よほどの役者でない限り、必ずボロが出てきます。
だから、トラブルが起こったときにこそ、人の真価が見えることが多いのです。今までいい人だと思っていた人が、「あれれ?」と思うような残念な言動に出ることもありますよね(苦笑)。

それで言えば、自分が「トラブルが起こったときに、どういう対応をするか(=自分の在り方次第)」で、状況はいくらでも変わってきます。
謙虚な気持ちで、「もしかしたら自分にも悪いところがあって、相手と誤解し合っているかもしれない」と思って対応するのか、一方的に「相手が悪い」と決めつけて、相手を責めるのかで、結果は全然違います。
トラブル自体は避けられないこともあるかもしれませんが、それに伴う結末は、「自分の在り方」次第でいくらでも変わるのです。それは、「運がいい、悪い」だけの話ではありません。

究極なことを言ってしまえば、自分が幸せでいられるのかどうかは、「自分の在り方」次第です。
できることなら、心から変えていき、“自分の望む出来事”を引き寄せられる人でありたいものですね。

 

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