アン王女は年間公務数No.1の、ハードワーカー

エリザベス女王の国葬で注目が集まった、娘「アン王女」。実は元オリンピック選手!_img3
写真:AP/アフロ

生前フィリップ殿下のお気に入りで、性格も最も似ていると言われていたアン王女。自立心が強く決断力もある一方で、女王の真面目で勤勉なところも受け継がれました。18歳から公務に従事され、現在300以上の慈善団体や、組織を支援されていますが、毎年発表される公務数は、なんとチャールズ国王とせりつつもほぼトップという結果なんです。

ちなみに昨年2021年の公務数は、アン王女が387で1位、2位チャールズ皇太子(当時)385、3位ウィリアム皇太子235、4位エドワード王子204、5位ソフィー夫人194でした。2020年もアン王女が540でトップ。2019年は、1位チャールズ皇太子521、アン王女506という僅差で2位に。注目があろうがなかろうが、ただ黙々と国民のために公務をされるお姿にエリザベス女王の精神が投影され、実は英国民から安定した人気と信頼がある、アン王女です。

 


倹約家としてもNo.1! ロイヤル・エレガンスのお手本ファッション

エリザベス女王の国葬で注目が集まった、娘「アン王女」。実は元オリンピック選手!_img4
2022年6月3日、プラチナ・ジュビリー・ウィークの礼拝に出席。写真:代表撮影/ロイター/アフロ

生まれながらのプリンセス、そして母は女王、となれば当然のごとくロイヤルスタイルは百もご承知。上品カラーに上質素材のビスポークで、流行り廃りとは無縁の永遠のコンサバスタイルを貫くアン王女。ドレスコードに迷ったらこの方をお手本にと言えるほど、安定感のある完全ロイヤルスタイルです。

英国らしさを象徴するように着回しもお得意で、なんと40年以上も愛用されているお洋服もあるほど。ロイヤルのマスト小物、グローブは勿論、ブローチやスカーフの使い方など、常に工夫をされうまくアレンジをして着回しをされるお姿も注目され続けています。まさに筋金入りの着回し上手。そして、シニア世代のモデルスタイルといえるでしょう。

加えて、ファッションともリンクしますが、アン王女スタイルで最も注目すべきところは、ヘアスタイル!


上流階級レディの基本は、ポンパ風バングスのふっくらヘア

エリザベス女王の国葬で注目が集まった、娘「アン王女」。実は元オリンピック選手!_img6
エリザベス女王の国葬で注目が集まった、娘「アン王女」。実は元オリンピック選手!_img8

2016年2月22日、ハートフォードシャー州トリングの“ザ・セイブ・ザ・チルドレン”のショップを訪問。写真:Mark Stewart/Camera Press/アフロ

伝統的なロイヤルファッションに加え、アン王女のスタイルで印象的なのが、ヘアスタイル。前髪をポンバドールのようにバックサイドにふんわり流し、サイドも同様にボリュームをもたせて、 後ろはナチュラルにアップにされたスタイル。面長の王女のお顔に、トップとサイドをふっくらさせたヘアスタイルが、バランスよくゴージャス&エレガントに。

エリザベス女王然りですが、前髪は逆毛を立てるように後ろへ。知性がうかがえる額を出し、全体的に頭を大きくボリューム感を出すのが、英国の上流階級の貴婦人たちのスタイルです。

公務の最中も決して髪がバラつくことや、ましてや邪魔になるなんてことはあり得ない。きちんと感と華のあるスタイル、それがシニア・ロイヤルにとってのヘア・スタイルの条件と言えるでしょう。

顔の形や髪質に合わせて、ボリュームの出し方を自分流に考えながら、アン王女のような雰囲気のあるアップスタイルを真似したいですね。きっと、毎晩カーラーで巻いて癖づけていらっしゃるに違いない! と予測しています(笑)。


構成/高橋香奈子

 

エリザベス女王の国葬で注目が集まった、娘「アン王女」。実は元オリンピック選手!_img9
 


前回記事「ダイアナ元妃とカミラ夫人「シャネル」をめぐる因縁...愛した男性も愛用ブランドも同じだった」はこちら>>

 
  • 1
  • 2