ヘア&メイク長井かおりから、これまで「常識」「鉄則」としてお伝えしてきたメイクテクやコスメの選び、マスク時代を経て、変わっているんです!! たった1箇所、メイクを更新するだけで、今っぽく美しく仕上がる、メイクのコツをご紹介。今回は、クリームチーク編です。


vol.33 ファンデがハゲる!? それどころか、クリームチークは本来カバー力抜群なんです!

 

ヘルシーな血色感とツヤ感を同時に引き出すことができるクリームチークですが、左の写真のように、ムラになったりせっかくのファンデーションがヨレたり……なんて方も多いのでは!? でもアイテム選びと塗り方さえマスターすれば、右写真のように自然に肌になじんで湿度のある血色感が引き出せるんです! しかも、頬周りに現れやすいシミやくすみ、色ムラなどの肌悩みをカバーする効果も抜群。大人こそ、味方につけたいアイテムなんです。

 

しっかりつくタイプを、こすらない。これさえ守れば
大人でもクリームチークは使いこなせる!


ひとくちにクリームチークと言っても、「パウダー以外のチーク全般」という感じで、みなさんそれぞれ思い浮かぶアイテムが違うかもしれません。
さらっとしたリキッド状のものや、ムース状のふわっとしたもの、するする〜とよく伸びるものなど、さまざまにあると思います。これらは透け感のなかにほんのり血色フィルター…みたいな仕上がり感で、ファンデーションが極薄の方、カジュアルなすっぴん風の仕上がりを求める方にはぴったりで、塗る時のコツといえばしっかりこすってぼかし、薄く伸ばすことなんです。

でも、ミモレ読者の皆さんは経験があるかもしれませんが、「せっかくきれいに塗ったファンデが禿げる!」「しっかり発色させようとすると色ムラができる……」というちょっと残念な事態に陥りがち。
そのためクリームチークに苦手意識を持っている人も少なくない気がします。

でも実は、少し硬めのテクスチャーで、肌にしっかり留まるタイプのクリームチークを選べば、むしろ大人にこそおすすめしたいアイテムなんです。

こちらは、ゆるめのテクスチャーのクリームチークを手でぼかしながらつけた状態。実際こんな風に使っている方がすごく多いと思いますが、どうしても色ムラができてしまい、ファンデもヨレがち……。
こちらは硬めで肌に密着感の高いクリームチークを、スポンジでスタンプ塗りしたもの。湿度のある血色感が生まれ、ファンデーションもヨレずにきれい! むしろ頬のメイクに厚みが増した分、カバー力も高まっています。
 
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