ヘア&メイク長井かおりから、これまで「常識」「鉄則」としてお伝えしてきたメイクテクやコスメの選び、マスク時代を経て、変わっているんです!! たった1箇所、メイクを更新するだけで、今っぽく美しく仕上がる、メイクのコツをご紹介。今回は、首編です。
vol.34
塗ってる感ゼロなのに確実にキレイ! 差をつけるなら“首”です!
気をつけていても日焼けしやすい首の後ろや、年齢とともに感じる首のシワっぽさやざらつき感……。スキンケアや美容医療か、お洋服で隠すしかないと思いきや、メイクで自然にカバーができます! 左の写真は、ノーメイクの首元。一方右の写真は、長井おすすめの首メイクを施したもの。モデルさんは元々色白でとても首がお美しかったので、本当に微妙な差ではありますが、首の筋っぽさや凹凸感がなめらかに見え、透明感やハリ感がアップして見えるのが、わかりますでしょうか!?
舞台仕様(!)でなくても、
首にナチュラルメイクは可能!
特にショートヘアの方や、髪を後ろで束ねることが多いという方は、日焼けの影響で「首の後ろ側が異様に黒い」なんて気づいてぎょっとした経験はありませんか? またシワっぽさやざらつき感が気になって、「首元が空いた服が着られない」と思っている方も少なくないのでは。
私自身、人前でお話しする時や、写真や動画の撮影をする際、必ず自分自身のメイクで欠かさずやっているのが“首メイク”なんです。
「首までメイクするなんて、舞台役者さんじゃないんだから」とか、「化粧品がお洋服の襟について汚れてしまいそう」といった懸念を抱く方もいらっしゃるかと思います。なのでこれはあくまで化粧品の進化とも相まって実現した新常識かもしれませんが、塗ってる感なく、ヨレや汚れを気にせずに首メイク、できます!
使うのは、透明だけど肌のトーンを上げてくれる下地とプレストパウダー、そしてカブキブラシ。
塗りました感と汚れの心配がなくて、かつUVカット、肌をワントーン明るく見せられる下地を首全体に薄く上下に刷り込むように伸ばしたら、プレストパウダーをカブキブラシに取り、肌に密着させるように塗っていきます。柔らかでふんわり仕上がるルースパウダーではなく、ピタッとフィット感のある仕上がりが叶うプレストタイプを使うのがポイント。カブキブラシはまさに、歌舞伎役者気分でブラシを上下に動かして、パウダーを首にしっかりフィットさせるのに最適です。
- 1
- 2
Comment