選択を間違える大人3:、「相手」を見ないで、「自分」のことばかりになってしまう
仕事でもプライベートでも、人間関係によって状況や結果が変わってくることはよくあります。
長い目で見ると、人に好かれやすい人は得をし、逆に、嫌われやすい人は損しがちなもの。意外と人を通して、幸せも不幸も運ばれてくることが多いですしね。
だから、いい人間関係を築いたほうがいいし、そのためにも、相手のことをきちんと見ておく必要があるのです。
たとえば、「自分の損得でしか物事を考えられない人」と「自分と相手のメリットを考えられる人」では、選択するものが変わってきます。
ビジネスでも、自分の儲けしか考えないで、取引先の人を損させてしまうと、関係は決裂してしまうでしょう。
でも、前者は、視野が狭く、相手の立場に立って物事を考えられないので、「なぜうまくいかなかったのか」が分からないことが意外とあるのです。
そういう人は、関係が悪くなると、ただただ「相手が悪い」という結論を出してしまいがち。それでは今後も、トラブルが起こりやすくなるし、色々なものを失っていくでしょう。
選択の根源にあるのは、「エゴor愛」
多くの“選択の根源”には、「エゴか、愛かの選択」があると言えます。たとえば、相手と意見が分かれたときに、「争うのか(=エゴ)、折り合いをつけるのか(=愛)」によって、結果は変わってきます。
たとえ力づくで、自分にとって有利な結果にできたのだとしても、長い目でみると、その後、仕返しをされて損してしまうこともあるでしょう。
また、「自分だけが得をするビジネス(=エゴ)」をしている人と、「自分だけではなく、多くの人が幸せになるビジネス(=愛)」をしている人とでは、世間の評価は変わってきます。
基本的には、「エゴの選択」をすると失敗しやすく、「愛の選択」をすると、いい結果になりやすいもの。「エゴの選択」は、周りと調和しないので、必ずといってもいいくらいに歪(ひずみ)が生まれますしね。
「エゴの選択」をするときは、基本的に“欲望や負の感情(恐れ、怒りなど)”に振り回されているケースが多いです。だから、日頃から、自分の心の声をきちんと聞くこと、そして、自分を俯瞰してみることが大切です。
愛を投げたら、愛が返ってくる
「情けは人のためならず」という言葉があります。これは、人にかけた情けや親切は、自分に返ってくる、という意味です。
結局、自分が発した思いや言動は、巡り巡って自己に戻ってきます。だから、「エゴ」ではなく、「愛」をベースとした言動をしたほうがいいし、「愛の選択」をした人は、幸せになれることが多いのです。
ただし、愛を誤解したままだと、「愛の選択」のつもりだったのに、(無意識に)「エゴの選択」をしてしまうことがあるので、「愛とは何か」を深く理解することが大切です。
たとえば、依存してくる相手を甘えさせることを「優しさ」だと判断する人は多いですが、本来は、相手を自立させたほうが、愛があります。
「本当の愛を理解する」ことくらい、「いい選択をする」ことは難易度が高く、それができるようになるためには、それなりに精神の成熟が必要となってきます。
だから、簡単なことではありませんが、地道に自己を磨いて、より幸せにつながる「愛の選択」ができるようになりたいものですね。
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