東京は真冬のいちばん寒い時期でも最低気温が氷点下になることは滅多になく、最高気温が10度を下回る日も少ない。今年、寒い土地に引っ越して、これまでファッションエディターとして、東京基準の寒さでしかファッションを考えられていなかったことに気がつきました。本当に寒い日におしゃれのためでも素足なんて絶対に無理! 本気で寒い場所で生活できる「暖かさ優先」の着こなしについて紹介します。
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気温13度の屋外で3時間。凍えるほど寒かった失敗コーディネート
まだ本格的な冬の到来を感じる前の10月。最高気温が約13度の日。最低気温は10度くらいはあったと思います。まだダウンを着るには早いかなと思いつつ、息子の野球の付き添いで長時間外にいるので、念の為と思い、ダウンを着て行きました。そして、屋外で座ったまま3時間……。寒くて凍えるかと思いました。
もうこの体験以来、この寒さをどう凌ぐかで頭がいっぱいで、正直な話、おしゃれすることよりも寒さ対策しか重視できません。これまでのファッションエディターとしての仕事で、「秋冬でも素足が出るコーディネート」がありえないことについて現実味をもって考えられていなかったこと、「重ね着で防寒」の提案に対する本気度の足りなさ(こんな素材じゃ重ねても寒いっつーの状態)を実感して、深く反省しました。寒い地域にお住まいの方々、本当にすみませんでした!
これまでは東京に住んでいたので、本格的な冬の寒さを感じるのは12月から2月の3ヵ月くらいの短期間。そして、最低気温が0度を下回る日なんてほぼないし、最高気温が5度を下回る日もそれほど多くはありません。ところが今住んでいるカナダは、冬を感じ始めたばかりの11月でもほぼ毎日最高気温は10度以下、最低気温がマイナスの日も普通にあります。しかも、寒さは3月、4月くらいまで続くそうな……。長すぎる!
ということで、毎日いかに寒くないかを軸にしたコーディネートばかり考えています。今、ファッション誌の寒さ対策コーディネート企画を担当することになったら、本気で役立つページがつくれる自信があります(笑)。
失敗コーデを簡単に成功コーデにするには。ダウンの上に「防風アウター」をレイヤード
これは日本でも真冬に河川敷や海沿いにある野球のグラウンドに行くときから実践していたレイヤードなので、防寒対策としては自信をもっておすすめできる方法です。最初に紹介したコーディネートのダウンの上から「防風アウター」を着るだけ。風を防いでくれるだけで、ここまで寒さを抑えられるとは驚くほどです。
というわけで、先ほどのコーデに「防風アウター」を加えたコーデがこちら。それだけの違いでも、防寒性は格段に上がります。
ちなみに、ダウンを着るほど寒くないときでも、フリースなどの上から防風アウターを着るだけで、それなりの寒さはしのげますので、一枚あると便利ですよ。
おすすめ防風アウターはユニクロの「ブロックテック」
防風アウターは、アウトドアブランドでもたくさん見つかりますが、ユニクロの「ブロックテックシリーズ」はどこででも買えるので手軽でおすすめ。防風で防水(完全防水ではない)ととても便利です。
もっと高性能ならもっと寒さを防げるのではないかと思い、最近はアウトドアブランドの防風アターについて、リサーチを始めました。本格的なものなら値段は張りますが、どんな寒さにも負けたくないので(笑)。
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ダウンはザ・ノース・フェイスの「ヌプシ」が格別に暖かかった!
防風コートからは少し話がずれますが、アウトドアブランドについて調べていくうちにわかったのが、ザ・ノース・フェイスの「ヌプシ」シリーズのダウンはやっぱり暖かいということ。
これまで寒い冬の時期に屋外でロケ撮影をしていたとき、多くのスタッフが「ヌプシ」のダウンやブーツを身につけていて、暖かいんだろうなとは思っていたものの、きれいめな服装が好みの私にはカジュアルすぎるかもと思い、手を出していなかったのです。
今こそ、挑戦するときだ! と着てみたら……まるで羽毛布団を着ているかのようなモッコモコのダウン。この形のダウンはよくありますが、ほかとは違うのを実感しました。やはりアウトドアブランドってすごいですね。
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