ニットやコートなどで厚着になる季節は、ジュエリーも洋服に埋もれることの無いボリューミーなものや、インパクトのあるデザインを選びたくなりますよね。

今回は、デッドストックのストーンを活かした存在感のあるデザインが魅力的な「アドリン ヒュー(ADLIN HUE)」のジュエリーをご紹介します。「アルティーダ ウード」の元ディレクター兼デザイナーの安部真理子氏が立ち上げた「シャランポワ(SHARANPOI)」から7月にデビューしたブランドです。

 

アドリン ヒューの特徴は“地球上に既に存在する資源の活用”を貫いていること。インドの工場でリサイクルしたシルバーや、長年眠っていたデッドストックのストーン、廃棄されてしまう運命だったアコヤパール、ガラス、ヴィンテージのチェーンなどで構成されたジュエリーを生み出しています。

 

石や金など限りある地球資源の採掘にまつわる自然環境破壊や過酷な労働環境といった、ジュエリー業界の背景で起こっている社会問題について広く知ってもらいたいという思いから、使用する素材に焦点を当てたジュエリーを制作するに至ったという代表の安部氏。


次々と新しい石を仕入れては売る、という業界のやり方にも疑問を感じ、取り引き先の宝石商が無駄にしている・使い道に困っているデッドストックのストーンをあえて買い付けているのだとか。原石を無駄に廃棄することの無いよう、元の形を活かしつつも面白い形へとカットしてもらうといった工夫を凝らすことで、「価値がない」と放置されていたデッドストックを「魅力的なジュエリー」へと生まれ変わらせています。


“既存の素材”にこだわるアドリン ヒューの生み出すジュエリーはすべて、他には無いユニークで個性的な光を放っています。

 

◆ジュエリーコレクション


長年眠っていたデッドストックのストーンを、日本国内の職人の手によりモダンなカットに擦り上げた一点ものが揃います。

丸みを帯びたボリュームシェイプのリング。

写真左側はアゲートのリング。シンプルなフクリン留めが石の個性的なシェイプを引き立てます。写真右側はベビージオードをパヴェダイヤモンドで取り巻いたリング。ヴィンテージ感のある佇まいからはぬくもりを感じるよう。いずれもリサイクルシルバー(シルバー925)を使用し、マットフィニッシュに柔らかな光沢を残しています。

新モデルとなるダブルリング(2本の指で身に着けるリング)も登場。爪留めをしたヌーディーなシトリンの対極にパヴェダイヤモンドを配して。角張ったアームがモダンな印象です。リサイクルシルバー(シルバー925)を使用しています。

◆ヴィンテージコレクション

こちらは‘70sのYves Saint Laurentデッドストックのコスチュームジュエリー。ボリュームたっぷりのスネークチェーンに大振りのメダルを下げたネックレスです。


この他にも‘70sの日本の良質なシルバーチェーンアイテム、フランスのコスチュームジュエリーのデッドストックなどのヴィンテージ品が多数揃います。

◆ライフスタイルプロダクト

珍しい原石の端材を活用したお香立てや、アーティスティックなガラスのジュエリープレートも新登場。写真は、コーラルの化石をスライスして磨いたお香立てです。スタンドの真鍮の質感も相まって、上質感を醸し出しています。


ご紹介したアイテムはすべてが一点もの。ぜひ、公式オンラインストアにて約100バリエーションに及ぶコレクションをご覧ください。南青山にあるアトリエサロン(オンラインより予約)では、ストーンのセレクトから行うことのできるフルオーダーのジュエリー制作も可能です。

Adlin Hue (アドリン ヒュー)公式オンラインストアはこちら>>



構成・文/chie
 

 
 

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