正直、答えはないですよね。ただ一つ言えるのは、「求めていないカウンセリングは、結構精神的にしんどい」ということ。途中からヒアリングになってしまうので思いっきり話せない。心の準備ができていないので、質問とアドバイスの連打により「私が悪いのかな……」と罪悪感を抱いてしまう。

友人との気楽なおしゃべりのはずが、なにかを話す前に事実を整理したり心の準備をしたりする必要が出てきたら、息苦しいです。
 

一人の友人にすべてを求めるのは難しい

「カウンセリングは頼んでません...」少しの愚痴にすぐアドバイスしたがる友人への対応法_img1
 

ただ、これは人間同士の相性の問題だと思います。ディベートのような丁々発止の会話を楽しめる二人もいるでしょうし、「深く考えずにポロっと話したことから、友人が議論をはじめてくれるのが面白い」という楽しみ方ができるタイプもいるでしょう。

また、ご友人のようなしっかり者タイプの方からすると、もしかすると「落ちのない愚痴をひたすら聞くことがしんどい」という思いもあるのかも。そういう意味ではお互い様ですね。

友人に求めることってなんでしょうか。「お互い刺激を与えあう」「愚痴を聞いてもらう」「相談相手」「趣味トーク相手」……人それぞれいろいろありますよね。(もちろん、「ただいてくれればいい」、唯一無二の親友という存在もあると思います)

それらの要素すべてを一人に求めるのは現実的ではないかもしれません。Aさんとは趣味トーク、Bさんとは同業者ならではのお仕事トーク、Cさんとはただダラダラとおしゃべりできる……。相手のキャラクターや関係性に合わせて、どんなお付き合いするかをある程度考えた方がストレスは減るような気がします。

「この人とはこの話しかしない!」と決めてしまう必要はないですが、友人関係のコンセプトのようなものを心の中に持っていくと気が楽なのでは。

サヤコさんとご友人は推し仲間とのこと。愚痴トークは封印するかライトに抑えて、推しの話を思いっきり楽しんでくださいね。

 

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文/梅津奏
イラスト/Sumi
構成/山本理沙
 

「カウンセリングは頼んでません...」少しの愚痴にすぐアドバイスしたがる友人への対応法_img2
 

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