わずか1年の間に「離婚」と「再婚」したという美月さん(37歳・仮名)。一度目は交際0日婚でしたが、開業を予定した医師の元ご主人は実は資金ゼロ、借金にまで手を出していたことが妊娠後に発覚しました。

前編に続き、妻から大金を奪ったうえにモラハラ夫化した元ご主人との離婚、その後、たった一年で子連れ再婚を果たした経緯を教えていただきます。


前編はこちら
1年で“離婚と子連れ再婚”...モラハラ夫に洗脳され、大金を貸した美女の衝撃の告白>>

 
取材者プロフィール美月さん(仮名)37歳
職業:会社経営
家族構成:既婚、1児の母
   
 


経済面も家庭も妻が支えることに……理不尽なモラハラ夫 


都内のタワーマンション暮らしに、贅沢なデートやプレゼント……しかし、裕福な新婚期から一転。

開業する予定だった元ご主人には資金が全くなく、消費者金融にまで手を出したことが判明し、美月さんはクリニックの開業費用数千万円をほぼ強制的に貸すことになってしまいました。

さらに、妻に借金をしたことで男としてのプライドが傷ついた元ご主人は、感謝するどころか、出産直後の妻を蔑むように。モラハラ夫へと変貌してしまったのです。

「しばらくの間は、『この人は夫、家族なんだから』『赤ちゃんも生まれたばかりだし……』と自分に言い聞かせて、家計が追い詰められていくことにも、元夫の高圧的な態度にも耐えていました。彼も『家族なんだから、困ったときに助けるのは当然だ』と繰り返していましたし、今思えばそうやって洗脳されていたのかもしれません。

彼はクリニックの開業で忙しいというのを口実に家事育児もしなかったので、あの頃は本当に大変で……記憶もあまりないくらい。思考停止しちゃってたんだと思います」

家庭という小さな世界で、ましてや出産後の余裕のない生活の中では、普段なら「おかしい」と判断できる状況でも思考が鈍ってしまいがち。

経済面も支えながら家事育児もこなし、それなのにモラハラに遭っていたというのはあまりに理不尽な話ですが、0歳児を抱えて「この結婚は間違いだったかもしれない」という現実を直視するのもまた、母親にとってかなり辛いことだと思います。

「でも、夫の暴言は日々エスカレートして、さらに資金を要求されたんです。このままだと私の会社が潰されてしまう。自分や息子だけでなく、従業員やこれまでお世話になった人にも迷惑をかけてしまうと思ったとき、ようやく目が覚め始めて離婚を決意しました」

しかし当然ながら、金銭面と家庭を支えてもらい、好き放題の元ご主人は離婚に猛反対。

そんな中、美月さんはどのようにご主人と離婚を成立させたのでしょうか?