わずか1年の間に「離婚」と「再婚」したという美月さん(37歳・仮名)。モラハラの元ご主人との離婚後、感動的な展開で年上の投資家の男性とスピード子連れ再婚されました。しかしながら、ハッピーエンドと思えたのも束の間、またしてもトラブルが発覚……。
前編・中編に続き、病的な浮気性であった再婚相手、二度目の離婚をしようと悩んだ彼女の心情を語っていただきました。
前編はこちら
モラハラ夫に洗脳され、大金を貸した美女の衝撃の告白。1年で“離婚と子連れ再婚”した真相>>
中編はこちら
隠していた“母親の顔”が彼の心を掴んだ。離婚から1年で再婚したシングルマザーの恋愛事情>>
職業:会社経営
家族構成:既婚、1児の母
別居婚、かつ事実婚を選んだ理由
モラハラと借金に悩まされた元ご主人との離婚後、まもなくして現在のご主人から感動的な展開でプロポーズを受けた美月さん。
しかし結婚を決めたものの、いくつか懸念がありました。
「元夫のクリニックの経営は、私と別れた後、意外にも上手くいっているようでした。当たり散らして甘える相手がいなくなって、さすがに危機感を持ったのかもしれません。仕事には精を出していて、私の借金も順調に返してくれるようになりました。
でも、やはり少しおかしな態度は変わらず。突然私の家にやってきて、まだ結婚しているかのように振る舞ったり、何か嫌なことがあると着信を何十件も残したり……。また、お金の問題さえ解決すればヨリを戻せると思い込んでいるようで、『そろそろまた入籍する?』とシレッと口にしていました」
元妻がすでに他の男性からプロポーズを受けたとは知らず、元に戻れると信じているとは哀れになりますが……。けれど結局は自業自得。
執着に危険を感じた美月さんは、再婚を彼に伝えるのは得策ではないと判断。息子さんや仕事の手前、やはり事を荒立てたくもなく、元ご主人の興味が自然と逸れることを辛抱強く待つことに決めました。
「元夫が激情型で少し危険人物であること、借金が完済されていないことなどすべて話しました。また、当時2歳の息子のことも気がかりでした。今のところ一応順調に過ごしているとはいえ、イヤイヤ期真っ盛りの中、突然新しい父親と同居が可能なのか。
無理に急いでそれぞれに負担をかけるのも躊躇われたので、まずは別居婚をしてみようという話になりました」
さらに、経営者である美月さんはもう一つ大きな懸念がありました。結婚や離婚に伴う「名義変更」についてです。
「日本は夫婦別姓が認められていないので、入籍すると女性側の苗字が変わりますよね。すると、会社関連の名義変更の手続きが本当に大変で。私は一度目の結婚と離婚ですでに2回これを経験したので、できればこれも避けたかった。なので夫婦別姓を名乗れる“事実婚”にしてもらえないかと夫に頼んだんです」
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