皇太子妃のブローチ:プリンス・オブ・ウェールズ・フェザー・ブローチ

エリザベス女王&ダイアナ元妃から受け継いだ「思い出のジュエリーと勲章」【キャサリン妃のドレススタイル】_img6
2022年11月22日、南アフリカ大統領が訪英。 ドレスコート/エミリア・ウィックステッド 帽子/ブランド不明 イヤリング“Princess Diana's pearl earrings”/コリングウッド ブローチ“プリンセス・オブ・ウェールズ・フェザーズ・ブローチ” スエードのクラッチ/マルベリー 靴/ジャンヴィト・ロッシ 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

前回、すでにファッションの詳細はお伝えしましたが、実はこの日私が最も注目していたのが、このブローチでした。というのも、この日初めてデビュー。そして、そのモチーフと言えば……見えにくいですが、18のラウンドカットダイヤが囲み、中央には、伝統的な“プリンス・オブ・ウェールズ”(皇太子)の徽章が! まさに、皇太子妃がつけるに相応しいブローチなんです。

 

そのデザインがこちらです。
“プリンス・オブ・ウェールズ・フェザー”

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写真:Mary Evans Picture Library/アフロ

王冠に施された3つのオーストリッチの羽根と、その下のリボンにはドイツ語で”私は仕える”とのモットーが書かれています。プリンス・オブ・ウェールズ=皇太子(の地位)として、国王に即位されるまで、当然これを保持されていたのは、当然チャールズ皇太子(当時)でカミラ夫人が着用されていましたが、現在はウィリアム皇太子の徽章に。よって、このブローチをお着けになるのはキャサリン妃ということになるのです。

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1985年6月15日 ロンドン・プレミアに出席。写真:REX/アフロ

ブローチの起源としては、1863年に製作され、北ウェールズの女性達からエドワード7世の妻アレクサンドラ王妃へ贈られたもので、ダイアナ元妃も皇太子妃時代、愛用されていたし、再婚後はカミラ夫人も着用されていました。

キャサリン妃のように、ブローチとしてはもちろんですが、ペンダントとしてネックレスに下げて使うことも可能で、ダイアナ元妃は両方の使い方を楽しまれていました。これは、ペンダントとしてお着けになっている元妃です。

このように、これまで愛用されていたものもあれば、初めてお目見えしたジュエリーも。皇太子妃となられたことで、これまで以上にダイアナ元妃とのゆかりの深いジュエリーが登場する可能性が大です。今後ますます、キャサリン妃のロイヤルジュエリーに注目です。


構成/高橋香奈子

 

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