先週末、キャサリン妃がウィリアム皇太子とともに3年ぶりの海外ツアーに出られました。訪問先は米国、ボストン。最大の目的は、最終日に開催された、皇太子発案の地球修復プロジェクト「アースショット賞」の授与式でした。環境問題を軸に、キャサリン妃がかねてから熱心な活動をされている幼児期の発達に関する視察なども含め、3日間滞在をされました。
2014年以来、8年ぶりの米国訪問。毎度ながら注目されるファッションだけを見ても、キャサリン妃の変化や進化たるや、とても顕著でした。
特に、環境問題が世界的重要事項で、関連公務がメインの訪問理由となれば、キャサリン妃のお洋服選びにも、強くその意味が反映されていました。
すっかり秋というより冬も本番の気配を見せる今、これからの参考になるスタイルはもちろん、堅実&賢いファッションで定評のあるキャサリン妃が提案する、これからの時代のファッションとはなにか。また今後のファッションの在り方までも考えさせて頂きました。
“ファッションはやはり語る”。
40代に突入され、皇太子妃となられたキャサリン妃の最新ツアーファッションを全ご紹介です!
関連記事
エリザベス女王の国葬で注目が集まった、娘「アン王女」。実は元オリンピック選手!>>
機内ファッションは、パンツスーツでお仕事モード全開!
2022年11月30日、英国からマサチューセッツ州ボストンのローガン国際空港に到着。 アメジスト色のパンツスーツ“suit in amethyst”/アレキサンダー・マックイーン イヤリング/ダイアナ元妃所有のもの 靴/ジャンヴィト・ロッシ 写真:Splash/アフロ
これが、米国到着時のキャサリン妃のお姿です。
環境に配慮し、プライベートジェットではなく、民間の航空機(ブリティッシュ・エアウェイズ)を使い、ファーストクラスとはいえ他の一般の人たちと一緒に乗られていたということも注目ですが、ファッションにも驚き! いわゆるジェットセットスタイルとなるわけですが、機内でキャサリン妃のスタイルがこれとは!
ジャケット+スリムのパンツスーツだなんて、リラックスムードとはむしろ真逆のもの……。
寛げないだけでなく、シワも気になって仕方ない……のは私だけ?(笑)。なぜ? と思いつつ、きっとこれが今回のキャサリン妃のツアーへの意気込み、つまり“皇太子妃としてのお仕事モード全開”を物語っていました。
ジャケットは、今年9月に初お披露目されたネイビー(アレキサンダー・マックイーン)の色違いで、パープル味のあるアメジストのような、深みと気品のある色を更にワードローブに追加。大人買いをされた模様です。
中にはハイゲージのタートルニット、パンプス、ダイアナ元妃のサファイア&ダイヤモンドのイヤリングと、全てネイビーで揃え、アメジスト×ネイビーのカラーコーデが、とてもノーブルな印象ですね。
クリスマスを意識した新アイテム:コート&タータンチェック・ワンピース
2022年11月30日、ボストン・シティ・ホールにて。アースショット賞授与式へのカウントダウン・セレモニーに出席。 グリーンのコート/アレキサンダー・マックイーン タータンチェックのワンピース(ビスポーク)/バーバリー パールのイヤリング “The Chunky Knot Baroque pearl earrings”/シャイラ・ロンドン バッグ “the Amberley satchel in green”/マルベリー 靴/エミー・ロンドン 写真:AP/アフロ
こちらが到着後、ホテルでお着替えをされた後のキャサリン妃です。
グリーンのダブルのコートに、ワンハンドルのバッグ、スエードのパンプスと、ワントーンで合わせられたコーデは、重要なシーンでの最近の定番スタイル。
そして、この色(グリーン)といえば、当然のごとく“アースショット賞”のアイコンカラーです。
更にもう一つの理由が、この時期にあり!
中にお召しのワンピースと同様に、どちらもクリスマスシーズンにもぴったりの色・柄です。
英国を代表する、アレキサンダー・マックイーンのコート、そしてバーバリーでは英国的な柄のソフトコンシャスなミディ丈ワンピースを購入。バッグも、兼ねてからご愛用のマルベリーの、新デザインをプラスと、全て英国ブランドでニューアイテムを揃えられ、まさに自国ブランドをアピールといったスタイルでした。
更には、ここでも注目すべきは、新ジュエリーにサステナブルブランドを選ばれていたこと。
シャイラ・ロンドンの、パールのピアスを購入。
値段やブランドにかかわらず、時代性を読みつつ、値段やブランドに関係なく、キャサリン妃の鉄板デザイン、ゴールド+バロックパールを選ばれているところが、ブレずにものを選ぶキーですね。
【写真で比較】「ドレスが被っちゃった!」キャサリン妃VS従姉妹ベアトリス王女のスタイル対決
▼右にスワイプしてください▼
Comment