これまでにもコスパ服のファッション企画を担当してきた、ライター松井陽子さんとスタイリスト室井由美子さん。コスパ最前線のアイテムに実際に手で触れ、袖を通したことでたどり着いた、大人がコスパ服を着る意味とは？ それぞれの今の気持ちを語り合います。
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スタイリスト室井さんにとっての”大人のコスパ服”は「ベーシック」がキーワード
室井：私の場合は、コスパブランドでチェックするのはほぼベーシックアイテムですね。例えばTシャツは、素肌に着るものなのでお洗濯を繰り返しているうちに否応なくクッタリして来ますよね。清潔感をキープするためにも、何枚か揃えています。特にこのユニクロのTシャツは形がよかったので、カラバリも買いましたよ。
松井：清潔感ね！ 確かに大事。
室井：だからコスパブランドでお気に入りが見つけられると、とってもうれしくなります。色違いもですが、サイズを変えたりと、ちょっと冒険してみたとしてもお値段が抑えられるから。
松井：なるほどね。ベーシックアイテムって、セーターとかもそう？ 毎年ユニクロのカシミヤニットを買っているってお話もあったわよね。
室井：そうです。カシミヤニットは、毎年シルエットやディテールが見直されていて、アップデートされているんですよ。この冬、値上げされたんですが、それでもウィメンズなら1万円を切るものもあります。驚きますよね！ シンプルで間違いのないデザインなので、普段だったら手にしないような色にも挑戦してみようかなって、そんな気になるんです。
松井：それはおしゃれが広がる！
室井：色を変えるって楽しいんですよ。手持ちのアイテムが生き生きと蘇る感じ。ベーシックスタイルに程よいインパクトを加えてくれるんです。
「ユニクロ」の名品パンツにダウンetc.ファッションのプロが選んだコスパ服とは？
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