これまでにもコスパブランドのファッション企画に携わってきた、ライター松井陽子さんとスタイリスト室井由美子さん。コスパ最前線のアイテムに実際に手で触れ、袖を通し、実感されたことがたくさんありました。そんな今、おふたりが考える大人にとってコスパ服とは一体何なのか? 徹底的に語り合いました。

 

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「大人のコスパ服」はいかに自分に合うのを見つけることができるか。そこがポイント!

「コスパ服」はカンフル剤? 定番服がある人ほど「旬のスピード感」を取り入れたい理由_img0

松井今回は「ユニクロ」と「VIS」というふたつのブランドのプレスルームにお邪魔して、いろいろチェックさせていただきました。価格もですが、素材、デザインへの挑戦にも驚きました。コスパアイテム、勢いがすごい!

室井:本当に! いろんな発見がありましたよね。そして松井さん、とっても楽しそうでしたよー(笑)。

松井掘り出し物を発掘する感覚ね。やっぱり好きなんだなって、つくづく思いました。1回目でもお話ししたけれど、なんというか、高校生の頃の感覚なのよ。若い頃に古着屋さんであれこれ探し回っていた当時の様子が少し重なって、ちょっと懐かしい気分。

室井:確かにコスパブランドはアイテムの量がとっても多い! その中から「これ!」というものを探すのってまさにその感覚かもしれませんね。

松井そうなの。あの頃はお小遣いという制約のある中で一生懸命おしゃれを楽しもうと工夫してたから。そんな中で、自分が手の届く範囲で気に入ったものをどれだけ見つけることができるかって真剣だったと思う(笑)。意外と自分の中にその感覚が残っているんだなって、今回改めて思いました。

室井:若い頃から、松井さんはそういうおしゃれを楽しんでいたんですね。それ、スタイリングにも現れているなと思いました。気に入ったものは長く愛用されていて、それでいてどこか自由な感じ。トレンドとか、人に褒められそうとか、そういうことはあまり気にしてなさそう。それよりも、自分がちゃんと納得できているかを大切にしていらっしゃるし、楽しく着ている感じが本当に伝わってきます。

松井そうね、確かにそれはあるかも。でも、だからこそ、私もコスパ服と上手に付き合いたいなって思ったの。

室井:へー、それはまた面白い! コスパ服はどちらかというとトレンドアイテムが多い気もします。詳しく教えて下さい~。
 

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「ユニクロ」の名品パンツにダウンetc.ファッションのプロが選んだコスパ服とは?
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