「サンタの代わりに小人?ケーキも食べない!?」北欧デンマークの意外すぎるクリスマスの過ごし方_img0
 

日本におけるクリスマスといえば、恋人とディナーを食べてプレゼントを交換、あるいは友人や家族とケーキを食べてワイワイ過ごすという方が多いのではないでしょうか? そんな賑やかな日本のクリスマスとは少々趣が違うのが、北欧・デンマークのクリスマス。ヒュッゲ(Hygge=デンマーク語で 居心地のよい雰囲気や時間)で日本人にとっては驚きのクリスマス習慣を、デンマーク在住歴のあるライターがご紹介します。

 

主役はまさかの、サンタクロースではなく小人⁉ 


北欧・フィンランドの航空会社、フィンエアーが「サンタクロースのオフィシャルエアライン」を名乗っていることもあり、北欧はサンタの故郷、というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。でも実は、デンマークのクリスマスではサンタクロースの存在感はあまり大きくありません。「サンタクロース? 外国の習慣でしょ」と言う人もたくさんいますし、小さな子どもたちにとっては、プレゼントを用意してくれるのはサンタではなく赤い帽子をかぶった小人「Nisse(ニッセ)」なんです。

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ミルク粥を食べるニッセのクリスマス飾り

そんなわけでクリスマスプレゼントも、「サンタクロースが届けてくれた感」はゼロ。日本では、25日の朝に目が覚めると、枕元(もしくはツリーの下)にプレゼントが置いてあるというパターンが多いですよね。

でも、デンマークでは24日の夜、ディナーの後にすべて開けてしまいます。そもそも事前に「ほしいものリスト」を提出していますし、プレゼントには「Til Ida Fra Henrik(イーダへ ヘンリックより)」など送り主の名前がしっかり記入されているので、字が読める子どもなら誰がプレゼントをくれたのか丸わかり。またプレゼントにはたいてい購入した店で使える交換券が付いており、気に入らないプレゼントは後日交換OKという合理的なシステムです。

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伝統的なミルク粥には、お砂糖とシナモンパウダー、バターをのせて 
写真/Shutterstock

ちなみに小さな子どもにプレゼントを用意してくれるNisseは家の守り神でもあるのですが、大切に扱わないとすぐに悪さをするので、クリスマスにはNisseの大好物であるミルク粥を供えます。このミルク粥は、クリスマス・ディナーの一環として人間も食べ、お粥を炊いた時に入れておいたアーモンドが当たった人はラッキー・パーソン。チョコレートなど小さなプレゼントをもらえる、というしきたりです。

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北欧・デンマークのヒュッゲなクリスマスを一挙写真でご紹介!
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