ライターが自腹買いした4本はこちら! 
フランチャコルタ エクストラ ブリュット アニマンテ NV バローネ ピッツィーニ 750ml ¥4345(税込)/トスカニー

 

おすすめポイント:温暖化とワイン。伝統を守りサステナビリティを追求する、ビオワインの先駆者

近年の温暖化によりブドウの糖度が上がりワイン醸造にも多大な影響が。フランチャコルタの特徴であるドライでフレッシュな味わいを保持するため、エルバマットという固有種を復活させ最初に使用したのがこのバローネ ピッツィーニ アニマンテ。オーガニックの先駆けワイナリーとしても有名で、製造に必要なエネルギー消費も極力控える徹底した配慮でサステイナブルなワイン造りが特徴なんです。気候変動という課題をバネに、伝統を守りつつ進化を止めない精神が詰まったとっておきの1本。ドライなのにフルーティーで酸味もしっかり。色んな味わいが複雑に絡み合っているのにも関わらず非常に飲みやすい点が、大好きなポイントです。

 

フェルゲッティーナ フランチャコルタ ロゼ ブリュット 750ml ¥4326(税込)/フェリシティー

 

おすすめポイント:見た目も中身も叶う! 成熟された美しい味わいと優雅な佇まい

見た目の美しさで勝るものなしのフェルゲッティーナ! クリスマスツリーの様なカーブを描くボトルはテーブルの真ん中に置くだけで気分が上がりそう。軽やかな味を想像しがちな可憐な見た目に対し、ドライで酸味とほのかな渋みを感じる味。その秘密は24ヶ月もの長い熟成期間。実は赤身のお肉と合わせて、赤ワインのような使い方もありなので、軽い前菜からメイン、デザートまでこれ1本という使い方も可能なんですよ。

ちなみに、先日自分の誕生日にフェルゲッティーナを頂きました。飲みながら「フェルゲッティーナ最高」、と何度も夫と一緒に繰り返す程! 我が家では前菜の生ハムに始まり、チーズとお肉たっぷりのラザニアとサラダ、締めのチーズケーキまでをフェルゲッティーナ1本で美味しく頂きました。

 

マルケーゼ アンティノリ フランチャコルタ キュヴェ ロワイヤル 750ml ¥3850(税込)/エノテカ

 

ポイント:コストパフォーマンス抜群の1本は繊細な和食にも、中華にも! 

お値段が張りがちな上質のスパークリングワインの中で、価格と味のバランスが驚異的に良い1本。爽快な泡と落ち着いた白ワインの味わいが共に楽しめ、個人的にはお刺身や甘めに炊いた黒豆なんかに合わせたら美味しいだろうなと、脳内妄想が止まりません。
加えてビジュアルにも注目。艶のある漆黒のボトルと、くっきりとした白いエチケットには控えめなゴールドと赤い文字のアクセント。シックでモダンなカラーリングが、おせち料理の重箱を彷彿とさせるから、新年の席にもぴったりではないでしょうか。
 

1701 フランチャコルタ ブリュット ナチュール 750ml ¥6380(税込)/ワイン見聞録

 

おすすめポイント:何も引かない、何も足さない。ブドウ100%の自然派ワイン。

「自分が飲めないワインは造らない」そんな生産者の理想が追求されたワイン。培養酵母は不使用でドサージュも行わない、最も厳しいビオワインの基準を取得したディチャセッテウノ(1701)。熟したりんごと酵母由来のふくよかな香り、極辛口ゆえのスキッとした味わいはもちろん、実直にワイン作りを続ける生産者の生き方もこのワインの魅力かもしれません。ラベルもポップで可愛らしく自然派ワイン好きの方に是非飲んでほしい1本。個人的に、おせちに飽きた頃無性に食べたくなるピザやパスタに合わせたいなと、既に年明けが楽しみです。